宜野湾市長選で活動しても

政権に追い風 翁長知事との代理対決制す 宜野湾市長選

米軍普天間飛行場を抱える沖縄県の宜野湾市長選は24日投開票され、安倍政権が支援する現職の佐喜真淳(さきまあつし)氏(51)が再選を果たした。普天間の「辺野古移設阻止」をめざす翁長雄志(おながたけし)知事が推した新顔の志村恵一郎氏(63)は敗れ、政権が翁長氏との「代理対決」を制した。移設を進める政権は現職の勝利を追い風と受け止め、安堵(あんど)する一方、沖縄では新顔を支援した翁長氏の求心力低下が懸念されている。

■自公が後押し、組織票固める
24日夜、当選確実の知らせを受けた佐喜真氏は支持者に「厳しい選挙だった。自公の力強い後押しがあり当選できた」と語った。
安倍政権は、普天間の名護市辺野古への移設容認派が支える佐喜真氏を全面的に支援する一方、選挙戦を通じて国対沖縄の印象が強まらないよう努めた。菅義偉官房長官も、記者会見などで「普天間飛行場の固定化は絶対に避けるべきで、この点は国と沖縄県の共通認識だ。選挙結果が辺野古移設に影響を与えることはない」と強調。佐喜真陣営は、こうした「辺野古隠し」も勝利の要因になったとみる。

2014年1月の名護市長選で、選挙期間中に応援に入った当時の石破茂自民党幹事長が突然、500億円の「振興基金」構想を表明。だが、この露骨な「ばらまき」が地元の反発を呼び、「逆に批判を浴びて辺野古移設反対派に負けた」(政権幹部)。こうした反省から今回の選挙戦では党幹部らが表舞台に立たず、街頭の応援演説は党内きっての人気弁士・小泉進次郎党農林部会長を送り込むにとどめた。

一方、力を注いだのは支援者や業界団体などの組織票固めだった。
菅氏は業界団体の幹部らに支援を依頼。17日の告示日に日本歯科医師連盟の高橋英登会長が佐喜真氏の事務所を訪れ、推薦状を手渡した。23日には二階俊博総務会長が現地入り。沖縄の首長や支援者らとの会合を通じ、引き締めを図った。昨年末に佐喜真氏への県本部推薦を決めた公明党も、県外から地方議員を投入するなどしててこ入れを図った。

■辺野古の埋め立て作業加速へ
萩生田光一官房副長官は24日夜、「宜野湾の皆さんも、一日も早い普天間移転を望んでいることが明らかになった」と述べた。政権は近く、辺野古の海にコンクリートブロックを投入するなど埋め立てに向けた作業を加速する。
宜野湾市長選の勝敗は、夏の参院選に向けて政権・与党の勢いを占う指標とも位置づけていただけに、佐喜真氏の勝利は今後の弾みになるとの受け止めが大勢だ。自民党の茂木敏充選対委員長は24日夜、記者団に「夏の参院選の前哨戦で勝利できたのは大きい。この勢いを(衆院)北海道5区補選、参院選につなげたい」と語った。安倍晋三首相も党幹部に「この勝利は大きい」と伝えた。
ただ、年初からの株価急落に甘利明経済再生相の金銭授受疑惑も重なり、政権運営には不透明さも漂う。政権幹部は24日、自らを戒めるように語った。「こういう時は『どうだ』と慢心せず、謙虚にならなければいけない」

【朝日新聞】



日歯連盟は、当面、選挙で動けばこうゆう扱いになるようです。(朝日新聞ですが)
by kura0412 | 2016-01-25 11:14 | 政治 | Comments(0)