郵政民営化断行の源は政治力の低下

今回衆議院を解散してまで郵政民営化を目指した小泉首相の頭の中には、自民党支持団体で有数の政治力を誇っていた特定郵便局団体の得票数の減少があったはずです。
全国区の時には百万票は固かったその票数が、前回では30万票にも満たない結果となっています。
この集票能力ならば、過去の友好関係にひびが入っても選挙の態勢には影響なしと読み、民営化の断行、そして解散の道を辿ったのではないでしょうか?
この政治力の低下は特定郵便局だけではありません。日医も同様です。前回の選挙では25万票しか獲得できませんでした。だからこそ、医療の本質を考える医療供給側の意見を無視しようとしているのです。
では、その参議院選挙で日歯といえば、前々回は10万票、そして、前回は候補擁立を断念する結果となっています。
by kura0412 | 2005-09-07 09:58

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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