ノルマの中には歯科も含まれていたようです

日医、個別指導の8000件ノルマ、高点数での選定を批判
「『取り調べ』と捉え強いプレッシャー感じる医師が多数」

日本医師会は6月5日の定例記者懇話会で、保険指導や監査に関する見解を発表。
朝日新聞で5月11日付の朝刊に掲載された、診療報酬を不適切に請求した疑いで厚生労働省が調査の対象に毎年選んでいる約8000の医療機関のうち半数程度の調査が放置されている――という趣旨の記事について、常任理事の鈴木邦彦氏は、「指導と監査を混同するなどの誤解に基づいていて事実と違う」と強調した。

指導は「保険診療の取り扱い、診療報酬の請求などに関する事項について周知徹底させること」(保険局長通知)を目的としており、全ての保険医療機関・保険医は指導を受ける義務がある。
2007年に閣議決定された「経済財政改革の基本方針2007」で、保険指導のうち個別指導については毎年8000カ所という数値目標が盛り込まれた。「8000」という件数は医科だけでなく歯科や調剤も含んだ数字だ。
一方、診療報酬の不正請求が疑われる場合に事実関係を調べ、適切な措置を取ることを目的に行われるのが「監査」だ。監査後の行政措置には注意、戒告、保険医療機関の指定や保険医の登録の取消がある。
鈴木氏は「誤解」と考える点を挙げつつ、「毎年8000件」とノルマ的に行政が個別指導の件数を定めている実態や、多くの医療機関が高点数のみを理由に個別指導の対象となっていることを問題だと指摘。「指導の件数は数値目標ありきではないはず。指導の対象医療機関は高点数ではなく診療内容で選定すべき」だと述べた。
日医によれば、個別指導を「監査」や「取り調べ」のように捉えて強いプレッシャーを感じる医師は多いという。一方で、実際にはきちんと診療を行っていても、カルテへの記載漏れが原因で不正請求とされるケースも散見される。鈴木氏は、保険医は保険診療のルールを熟知していることが前提となっているが、教育機会がもっと必要だとした。

【2014/6/6 日経メディカル】
by kura0412 | 2015-03-17 18:32 | 医療政策全般 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
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