介護の世界にも組織設立の動きが

介護の大同団結めざし、事業連合会が発足-3万か所の事業所入会目標に

介護に関わるさまざまな事業者や団体などに広く連帯を呼びかける「日本介護事業連合会」が26日、設立の記者会見を開いた。同会では当面、3万か所の介護事業所の入会など目指し、制度・政策に関する立案・提言や会員事業所の運営支援などの活動に取り組む方針だ。

現在、全国の介護の施設・事業所数は約34万か所余りあるとされる。これらの施設や事業所は、サービス種別ごとに別個の団体を組織しており、業界全体を対象とした組織はなかった。
こうした状況に対し、「日本介護事業連合会」の発起人らは、介護保険制度の発展や人材確保を目指した総合的な処遇改善の実現など、業界全体を視野に入れた政策や制度の立案・提言などを行える団体の設立を提案。全国訪問介護協議会やリハビリ・デイサービス協会、お泊りデイサービス協会などの関係者や介護企業の代表者らが集まり、同連合会を発足させた。

今後、同連合会では、
▽介護職の人材確保のための処遇改善・地位向上
▽介護事業の健全な成長産業への育成
▽持続可能な介護保険制度の実現
▽介護離職の増加防止のための対策確立
▽日本の介護産業の輸出を実現できる体制の構築―を目指し、政策・制度の立案や提言を行う。

また、会員となった施設や事業所に対しては、各種物品の共同購買や共同仕入れによる物流コストの削減や介護コンサルタントの派遣、研修会や勉強会など、運営支援も行う方針という。
26日、記者会見した同連合会の愛知和男会長は、「介護から日本を変えるという意気込みで(活動に)取り組みたい」とあいさつ。また、斉藤正行専務理事は、3万か所の介護事業所と賛助会員100社の獲得、全国7支部(札幌、仙台、名古屋、広島、高松、福岡、沖縄)の設立を、初年度の活動目標とする方針を示した。

【キャリアブレイン】


ようやく介護の分野でも組織が出来る動きが出てきました。果たして大きなまとまりとなるのか否か。
by kura0412 | 2015-01-27 08:52 | 介護

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412