日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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『食べることについて気になることがあれば、ますは専門職にご相談ください』

新しい介護食品、愛称はスマイルケア食- 農水省

農林水産省は、栄養状態が悪い人や食べるための機能に問題がある人に向けた食品群である「新しい介護食品」の愛称について、「スマイルケア食」とすることを発表した。また、利用者が身体状況に合った介護食品を購入する際に活用するフローチャートなども発表した。

農水省では、昨年10月から「介護食品のあり方に関する検討会議」を開催しており、これまでに、かむことや飲み込むことに問題がある人や栄養状態が悪い人が利用できる食品を「新しい介護食品」とすることなどを提起している。さらに、利用者に受け入れられやすいイメージを持たせるため、「新しい介護食品」の愛称を広く国民から公募。「介護食品のあり方に関する検討会議 認知度向上に関するワーキングチーム」のメンバーらが、1091件の応募作品から「スマイルケア食」を選んだ。

■適した食品を選ぶチャートや分類表も発表
また農水省は、ドラッグストアやコンビニエンスストアなどの店頭で、利用者が自分の状態にあった商品を選ぶ際に活用するフローチャート=図=や、具体的な商品名まで入った「新しい介護食品」の分類表も発表した。
フローチャートでは、利用者が咀嚼や嚥下、体重に関する簡単な質問に答えるだけで、身体状況に適した食品の区分を知ることができる。また分類表では、食品を硬さなどに応じて7区分に分類。それぞれの分類に該当する代表的な食品の名前も明記されている。
 さらに、食品の種類を分かりやすく表示すると同時に、その普及を図るため、「介護予防のための食品」は青色、「弱い力でかめる食品」「歯ぐきでつぶせる食品」「舌でつぶせる食品」は黄色、「ペースト状の食品」「ムース状の食品」「ゼリー状の食品」は赤色のシンボルカラーが設定された。

【キャリアブレイン】



ここのあるチャートには「この選び方(仮称)に関わらず、食べることについて気になることがあれば、ますは専門職(医師、歯科医師、管理栄養士等)にご相談ください。」と書かれています。
しかし・・・
by kura0412 | 2014-11-14 12:07 | 歯科 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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