社保審でも医療保険改革の議論が始まりました

医療保険制度改革へ、来月から各論を検討- 社保審部会

社会保障審議会医療保険部会は19日の会合で、今後の医療保険制度改革の検討スケジュールを確認した。来月に開く次回会合から、患者負担や医療費適正化などのテーマごとに議論を深める。11月には、取りまとめに向けた議論を開始し、同月下旬をめどに部会としての意見を集約させる。
この日の会合では、意見をまとめるまでの期間をめぐり、委員から「十分な議論ができるか心配」との指摘があった。これに対し厚生労働省の担当者は、遅くとも12月の「早い時期」には取りまとめるよう促した。

会合で厚労省が示した検討スケジュールによると、議論のテーマとなるのは、
▽被用者保険関係
▽高齢者医療関係
▽国保関係
▽患者負担・保険料負担関係
▽医療費適正化関係-など。
10月に3回程度会合を開き、テーマごとの議論を深めた上で、11月には3、4回ほど会合を開き、同月下旬をめどに、部会としての意見を取りまとめる。
これに対し高橋睦子委員(連合副事務局長)が、「意見集約ができなかったときに、12月に議論がずれ込むことも考えているのか」と質問。厚労省の担当者は、12月にずれ込む場合にも、「早い時期」にまとめる必要があるとの認識を示した。

■紹介状ない患者に求める負担などで論点案を提示
医療保険制度の改革をめぐっては、来年の通常国会に必要な法案を提出することになっている。同部会では、改革の方向性をめぐる議論を今年4月にスタートさせ、中間取りまとめに当たる「主な意見」を8月にまとめている。この日の会合で厚労省は、「主な意見」をベースとした論点案を提示。次回以降の議論の参考にするよう呼び掛けた。
論点案では、外来の機能分化を推進するため、患者が紹介状なしで大病院を受診した際に定額負担を求めることを提案。救急搬送以外の初診や、病状が安定した後の再診の患者を、定額負担を求める対象として例示した。
さらに、対象となる病院について、「病床数」「機能」「病床数+機能」のどれかで定めるべきとしたほか、制度設計上、負担を診療報酬の外で求めるか、中に含めるかは両論を併記した。
また、入院患者の食費などの一部を、保険者が支給する仕組みの見直しでも、「入院中の食事は治療の一環であり、基本的にはこれ以上の自己負担は増やすべきではない」との意見と、「長期入院の患者は、自己負担を引き上げる方向で考え、食材費に加え、調理費も自己負担をすべき」との意見とを併記。療養病床に入院する患者が65歳以上の場合、その医療区分が1かそれ以外かで、保険者の支給額に差が生じる点については、「医療区分1と同等の自己負担に引き上げるべき」との指摘も盛り込んだ。
そのほか、医療費適正化に関連しては、健診データなどを分析して保健事業を企画できる人材の養成と確保が重要との意見や、後発医薬品の使用促進、診療報酬の仕組みの再構築などの取り組みを推進すべきといった意見が示された。

【キャリアブレイン】


社保審でも議論が始まりました。
by kura0412 | 2014-09-22 16:39 | 医療政策全般 | Comments(0)