日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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地方創生の中に社会保障制度改革の検討も

地方創生「ばらまき」厳禁など7項目を指示

安倍総理大臣は石破地方創生担当大臣と会談し、内閣の重要課題の「地方創生」の実現に向けた施策の取りまとめに当たって、いわゆる予算の「ばらまき型」の対応を取らず、地域の個性を尊重することなど、7項目の指示を出しました。

安倍総理大臣は9日の閣議のあと、石破地方創生担当大臣と個別に会談し、内閣の重要課題の「地方創生」の実現に向けた施策の取りまとめに当たって、7項目の指示を出しました。
それによりますと、人口減少の克服や東京一極集中の是正に正面から取り組むことや、政策の企画立案・実行に当たっては各省庁の縦割りを断固として排除し、いわゆる予算の「ばらまき型」の対応を絶対にしないことを求めています。
また、地方の熱意や創意・自主性を基本とし、地域の個性を尊重して、全国どこでも同じ枠にはめるような手法は取らないようにするとともに、地域の成功事例だけでなく、成功に至らなかった事例も含めて、今後の政策展開に生かす必要があるとしています。
これについて、石破大臣は閣議のあとの記者会見で、「一つ一つの指示に極めて強い安倍総理大臣の思いがある。これから実施する地方創生本部の仕事が、この指示にかなったものなのかどうなのかを常に検証し、かなわない施策は実施しない」と述べました。

【NHK News WEB】



この7つの指示の中に「社会保障制度の改革の検討」も入っています。
今後医療制度そのものが今まで以上に中央と地方とが絡み合って制度改正が進むことは必至のようです。
by kura0412 | 2014-09-10 13:33 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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