日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

自民党からの切り口も

後発薬普及へ処方箋改善、自民提言案 新薬は理由明記

自民党行政改革推進本部(望月義夫本部長)の作業チームは18日、医療費や中小企業対策予算を効率化する提言を発表する。
新薬と有効成分が同じで価格が安い後発医薬品(ジェネリック)の普及を加速させるため、処方箋の様式を改めるよう求める。医師が処方箋に「後発薬への変更不可」とサインした際に、新薬を使う理由の記載を義務付けて、医療費の削減に結びつける。

現在の処方箋は「後発薬への変更不可」欄に医師が署名する形式。原則として後発薬の利用を促しているが、署名した際に新薬を使う必要性も明記させて、根拠が乏しいのに後発薬に切り替えないといったことを防ぐ。医師の判断が適正だったかを検証できるようにする狙いもある。厚生労働省も中央社会保険医療協議会(中医協)で議論し、制度化を検討する。

提言は医療費の自己負担がない生活保護受給者向けに、処方箋の指定がないまま新薬を調剤する場合は、自己負担分の支払いを求めるよう訴える。事業費ベースで年間1220億円に上る生活保護の外国人への支給の見直しも提起。外国人向けの指針を早急に設け、生活維持が困難なら国外退去も視野に入れるべきだとする。
中小企業対策予算は「ほとんど効果が検証されていない」と問題視。従来の政策効果を、新興企業などの社会保険料を減免した場合の効果などと比較するよう求める。
金融支援では、都道府県の信用保証協会が銀行の中小企業向け融資を100%保証する特例が与えた影響の検証を課題に挙げる。銀行の貸し出しを促すため、銀行に預貸率の数値目標も設けさせるべきだと提起する。

【日経新聞】



医療保険、公費での助成見直しを 自民提言

自民党は18日、予算執行の検証や効率化を求める提言を発表した。
中小企業の会社員が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)に公費で助成し、大企業の健康保険組合に助成しない現在の支援のあり方を見直すよう提起。加入する健康保険でなく、加入者個人の収入を見極めたうえで助成しないと「不公平が生じ好ましくない」と訴えた。
党行政改革推進本部の無駄撲滅プロジェクトチーム(河野太郎座長)がまとめた。今回の提言は社会保障費や中小企業対策予算をテーマとした。道路・港湾など国土交通省や文部科学省、外務省の関連予算についても近く提言を出す方針だ。

社会保障分野では医師が原則、後発医薬品を処方すべきだとした。
誘導策として医師が処方箋に「後発薬への変更不可」とサインした際に、新薬を使う理由の記載を義務付けるよう求めた。厚生労働省は自民の作業部会で、後発薬にすべて切り替わると1兆数千億円の医療費削減につながると説明している。

中小企業対策予算では、意欲ある都道府県や政令指定都市が予算を自由に使える仕組みを提唱。地域の経済産業局と自治体のどちらがより高い政策効果をあげられるか検証すべきだと訴えた。

【日経新聞】



行政改革の議論の中で医療が遡上に挙がっているようです。
なかなか官僚からの提案が難しい歯科の場合は、ここから提案することも一考かもしれません。
by kura0412 | 2014-08-19 17:30 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
以前の記事
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2004年 08月
2004年 07月
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧