日医の規制改革からの二つの大きな壁

特区の医学部新設、「医師不足の引き金に」- 横倉・日医会長

政府の国家戦略特区(特区)構想に盛り込まれた医学部新設の検討について、日本医師会の横倉義武会長は9日の記者会見で、新設に反対する考えを改めて示した。横倉会長は、教員として医療機関から医師を募集した場合、「その地域では医師不足の引き金となる」と指摘した。

横倉会長は、医学部新設のほかの問題点として、
▽医学生が最低限履修すべき教育内容ガイドラインを満たせるかという懸念がある
▽現行の定員増の対応で医師数の確保に一定のめどが立っている
▽自立して診療が可能な医師を養成するまでに10年以上かかる―ことを挙げた。
また、医師不足は医師の偏在に起因するところが大きいため、「医学部を新設・増設しても状況は変わらない」とする千葉県医師会の意見を紹介した。
医師の偏在の解消については、都道府県の地域医療支援センターで、都道府県行政と地域の医師会が協議して医師の適正な配置を実現するよう働き掛けているとした。

■選択療養制度の導入、「到底容認できない」―中川副会長
会見に同席した中川俊男副会長は、政府の規制改革会議が検討している「選択療養制度」(仮称)の導入について「到底容認できない」とした。
中川氏は、同制度の問題点として、
▽安全性・有効性を確保する仕組みが明確でない
▽保険導入を前提とするのかがあいまいで、国民皆保険制度を揺るがしかねない
▽患者個人のニーズに対応して公的医療保険財源で賄うことは、ほかの被保険者の理解が得られない―ことを挙げた。
さらに中川氏は、国内外の製薬メーカーが日本での薬事申請をすぐに行わない戦略を取っていると指摘。「選択療養という仕組みを拙速に導入するよりも、国は全精力でドラッグ・ラグの解消に取り組むべきだ」とした。

【キャリアブレイン】



ここにきて日医の考えと異にした大きな規制改革の壁が立ち上がってきました。
さてどう動くでしょうか。
by kura0412 | 2014-04-10 14:19 | 医療政策全般 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
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