『政党の賞味期限の終わりを感じさせる都知事選』

政党の賞味期限の終わりを感じさせる都知事選

朝日新聞が、細川元総理の都知事選出馬を煽っているようですが、どうなるのでしょうね。「脱原発」を最大の争点にするとか。
細川・小泉「元首相連合」なら構図一変 東京都知事選:朝日新聞デジタル :
そして、もし安部首相が決断を行い、自民党候補あるいは推薦とすれば都知事は細川元首相となることもありえると元外交官の天木直人さんがブログで宣言されています。ずいぶん力がはいっていらっしゃいますね。
東京都知事は細川元首相で決まりだ | 天木直人のブログ :

しかし、どうなんでしょうか。いかに細川元首相が政治家としての経験豊富で、しかも文化人でもあり、立派な方であろうと、猪瀬前都知事が徳洲会からの5,000万円借金問題でお辞めになった後に、佐川急便借入金未返済疑惑で国会が空転し政権崩壊につながったことを思い起こせば微妙すぎます。それにもう75歳のご高齢というのも気になるところです。ただ細川都知事が生まれれば、冷えきった中韓関係を改善する糸口のひとつになってくるかもしれません。
それにしても政治の世界は人材の不足なんでしょうか。日本の首都、しかも世界都市ランキングで第四位という東京都の知事選で、混迷している民主党が独自候補を立てられらいというのはまあそんなものかと思いますが、国政では圧倒的な与党である自民党も今のところ独自候補者の名前がでてきません。

実際、民主党だけでなく、自民党も一皮むけば政党としてのパワーを失ってきてしまっていると感じさせます。党よりは内閣が主導する政治、そしてそれと連携した官僚による政治という色彩が濃厚になってきており、それがかえって安倍内閣の安定感となっているのでしょうが、しかたないことかもしれません。
かつての、資本主義と共産主義の代理戦争よろしく保革が対立していた時代のまま、保守という御旗を立てれば、中味は闇鍋みたいなもので、各論では利害が対立します。互いの利害を調整するのが政党だとすると、都政をどうしたいかというビジョンも生み出せないのも当然で、結局は選挙に通りそうな人を推薦するというところに落ち着きます。

きっと政党の賞味期限が切れてきているのだと思います。

皮肉なことに選挙制度改革を推し進めたのは細川内閣でしたが、二大政党という姿が実現できるどころか、政党政治が機能しなくなってきていることを痛感させられます。思想の違いがあまりなくなってくると、本来は目指すビジョンの違い、また政権担当能力の違い、人材の厚みのほうが勝負となるのでしょうが、古い組織体質を持ったままの政党では期待するのに無理がありそうです。
小泉進次郎さんを都知事にということにでもなれば、ビッグ・サプライズですが、それはない話でしょうね。リーダー育て、また世代交代を象徴して面白いとは思うのですが。

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確かに都知事だけでなくポスト安倍と考えても多くの国民の頭には浮かんできません。
政治離れが更に加速しそうで心配です。
by kura0412 | 2014-01-10 10:44 | 政治 | Comments(0)