日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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甘利大臣が舌ガン

甘利TPP担当相 早期の舌がんと判明 来週にも手術

体調不良のため検査入院していた甘利明・環太平洋連携協定(TPP)担当相が5日夜、内閣府で緊急記者会見を行い、検査の結果、早期の舌がんと判明したと明らかにした。
治療のため、7~10日にシンガポールで開かれるTPPの閣僚会合には欠席。西村康稔内閣府副大臣が代理で出席すると説明した。

甘利氏によると、数週間前に舌に小さな腫瘍が見つかり、舌がんの可能性があったため精密検査を受けたところ、早期の舌がんと診断された。11月29日に官邸を訪れ、安倍晋三首相に閣僚辞任を申し出たが、引き続き責務を果たしてほしいと慰留されたという。その上で、「熟慮した結果、私がなすべきことは一刻も早く病を克服し責務を果たしていくことだと考えた。閣僚の責務を引き続き果たしていく」との考えを表明した。体調が回復し次第、TPP担当相の職務に復帰し、経済再生担当相なども継続する。
病状に関しては、2週間の入院加療とその後1、2週間の自宅療養で復帰できるとの診断を受けたと説明。来週にも手術を受ける。

甘利氏は今月1日、都内のホテルで米通商代表部(USTR)のフロマン代表と会談し、TPP交渉で難航する関税分野をめぐり協議。日本が「聖域」に掲げるコメや砂糖など農産品の重要5項目で「安倍首相の判断としてこれ以上は1センチも譲れない」と伝えたが、米側は納得せず、決着は持ち越しとなっていた。翌2日から体調不良のため、病院に入院していた。
TPP閣僚会合では年内妥結に向けて厳しい折衝が見込まれるが、自身の欠席に関しては「(西村氏は)私と同等の情報を共有している。遜色なくしっかりと交渉を行ってもらえると思う」と述べ、影響は小さいとの見方を強調した。

▽舌(ぜつ)がん 口腔(こうくう)がんの一つで、舌前方と舌下面の範囲で発生する腫瘍。舌にしこりができ、表面がケバケバしてきのこ状に盛り上がるなどの症状が現れる。進行が早く、舌全体にがん細胞が浸潤し、リンパ節に転移しやすい。腫瘍の大きさや転移の有無などにより放射線治療や切除手術を施す。男性に多く、喫煙者や飲酒量の多い人、口内の衛生状態が悪い人などにリスクが高いとされる。

【スポーツニッポン】



古くは池田勇人首相の命を奪い、そしてTPP交渉ヤマ場で甘利大臣が舌ガンです。
by kura0412 | 2013-12-06 09:09 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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