もう一人のノーベル賞学者の警笛

利根川氏、日本版NIHを批判 「基礎研究には自殺行為」

「日本の基礎研究にとって自殺行為だと強く思う」。ノーベル賞受賞学者の利根川進・理化学研究所脳科学総合研究センター長が、米国立衛生研究所(NIH)を手本に政府が設立を目指す「日本版NIH」を痛烈に批判している。

日本版NIHは医学研究の司令塔で、文部科学省や厚生労働省、経済産業省の関連予算を一元化し新薬や治療法の開発加速を狙う。基礎研究そのものよりも、病気の予防・治療などの臨床応用に成果を生かす「トランスレーショナル・リサーチ」を重視する。
米マサチューセッツ工科大学(MIT)教授を兼ね、NIHの研究費も使ってきた利根川センター長は「日本ではNIHが誤解されている」と指摘。米国では「研究助成の大部分は基礎研究にあてられ、(成果を)応用に使おうとは思っていない研究者がほとんど」と説明した。
「研究で自然界の不思議について知りたい。病気が治ればうれしいが必ずしもそれが目的ではない」と強調。日本版NIHで基礎研究予算が減らないか心配だという。

【日経新聞】




確かに近年、基礎研究をないがしろにする傾向があるだけに注意が必要なのかもしれません。ただ、研究の中には、学会発表、論文作成だけの研究もあるのも事実だけに(NIHクラスはないと思いますが)、難しい判断も残されています。
そういえば、この日本版NIHでの歯科領域での話題が聞こえてきません。
by kura0412 | 2013-11-19 09:31 | 医療政策全般 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
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