なさなければいけないことは数多くあるはずです

死にゆく患者に医療者ができること-日本緩和医療学会で川越氏が講演

高齢化社会などを背景に、国民の関心とニーズが高まっている緩和ケア。現場では、多くの医療者が一人ひとりの患者と向き合い、時に迷いながら奮闘している。
このほど横浜市内で開かれた日本緩和医療学会学術大会では、在宅緩和ケアに取り組む医療法人社団パリアン「クリニック川越」(東京都墨田区)院長の川越厚氏が、シンポジウム「いきいきと生き、幸せに逝くために」で基調講演し、医療者に何ができるかを語った。

川越氏は、自身の転機になったという、約20年前に自宅で家族に看取られた49歳の女性がん患者のケースについて語った。自宅で療養を続けていた女性は、死が近いことを知ってパニックになり、大きな怒りや悲しみに苦しんだが、亡くなる2週間前に立ち直り、最期は「至福の時を与えられた」という言葉を残したという。
そのきっかけは、看護師につらい気持ちを打ち明けていく中で、「親しい牧師さんに自分のために祈ってもらう」という目標が見つかったことだったと言い、「明日なすべきことがあることが、生きる力につながることを教えられた。明日からすること、それがまさに死にゆく準備をすることだったのではないか」という看護師の手記を紹介した。
このケースから、スピリチュアル・ペインとはどういうものかを知ったという川越氏は、「死という圧倒的な力の前で、人間は絶望するしかない弱い存在だが、そういう状況にあっても、希望を持つことができる強い存在でもある。そうした人間理解を持ち、強い存在であると信じて、弱い存在を支援する、それが医療者に求められる役割だ」と強調した。

【キャリアブレイン】



それぞれの立場でこの問題に対して何が出来るかを今一度再考しなければなりません。
歯科医師としてもなさなければいけないことは数多くあるはずです。
by kura0412 | 2013-06-24 18:07 | 医療政策全般 | Comments(0)