やり繰りしている中で

給油過疎地広がる…タンク改修義務化が追い打ち

全国でガソリンスタンド(GS)の廃業が続いている。
エコカーの普及などでガソリン需要が減り、価格競争が激しさを増している上、改正消防法で今年1月末までに老朽化したガソリンの地下貯蔵タンクの改修が義務づけられたことが追い打ちをかけた。

GSの少ない山間地などの「給油所過疎地」では、日常生活や災害時の燃料補給への影響も心配されている。
「年々経営が厳しくなり、タンク改修が重なって限界だった」。人口約1万1000人の県境の山間地・青森県大鰐町。1月末に閉店したGSの元店長(58)は漏らした。改修費は約450万円。町内のGSはこれで3か所に減り、常連だった主婦(75)は「灯油も買える店が近所からなくなるのは本当に不便」と話す。
経済産業省によると、国内のGSは1994年度末の6万421店をピークに減り続け、2011年度末は3万7743店。96年の特定石油製品輸入暫定措置法(特石法)の廃止に伴う自由化、98年のセルフスタンドの規制緩和で経営環境が厳しくなり、エコカーの普及で燃料需要も減った。最近の原油高も経営を圧迫する。
11年施行の改正消防法で義務づけられたタンクの改修は、設置から40年以上の大半が対象。2年の猶予期間と、国の補助制度を設けたが、総務省消防庁の調査では改修対象3万5368基のうち猶予期間が切れる1月末までに改修を終えたのは55・8%に過ぎない。

【読売新聞】



何とかやり繰りして営んでいる中で多額の出資を迫られるとこんな状況になります。
歯科においては事業税の問題などもその一つのきっかけになりそうです。
by kura0412 | 2013-03-26 12:15 | 歯科

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by kura0412