医科歯科連携が進むことによって

がん患者から歯科医師への橋渡しが課題に-国がん医科歯科連携パネル

国立がん研究センター(国がん)がん対策情報センターは12日、医科歯科連携推進専門家パネル委員会を開催し、来年度から全国で実施する「がん患者の医科歯科連携事業」で、歯科医師向け講習会で使用するテキストの作成の詰めと、そのテキストの有効な利用法についての議論を行った。
この中で複数の委員が、がん患者を、講習会を修了した歯科医師に、どのように橋渡ししていくかが課題になるとの意見を出した。

同パネルは、2010年度から国がんと日本歯科医師会(日歯)が関東5都県で実施してきた歯科医師向け講習会などを行う「医科歯科連携事業」を、全国レベルで実施するために設置され、昨年から議論を続けてきた。
がん患者のための医科歯科連携をめぐっては、がん患者が外来に移行し、退院後や在宅での口腔ケアの需要が増加したことに伴い、地域での歯科医療提供体制の重要性が指摘されている。この事業を推進するために厚生労働省は来年度予算案に、日歯を委託先とする医科歯科連携事業費1000万円を計上している。

国がんと日歯がこれまで行ってきた医科歯科連携事業では、▽手術前患者を対象とした口腔ケア▽がん化学療法治療前・頭頸部放射線患者の治療前、治療後の口腔ケア▽がん終末期患者の歯科治療・口腔ケアーなどを修得するための講習会を開催し、その講習会を受講した歯科医師に修了書を発行。その修了者名簿をがん診療連携拠点病院(拠点病院)などに報告することで、がん治療を行った医師などが、がん患者向け口腔ケアの知識を持った歯科医師を患者に紹介するなどして、医科歯科連携につなげてきた。

来年度以降、この医科歯科連携事業では、同パネルが作成したテキストを使用して全国で講習会が開催されることになるが、地域の拠点病院などが講習会の修了者を把握し、がん患者を歯科医師に適切に誘導する仕組みづくりが求められている。
同パネルの取りまとめ役を務める国がん中央病院の上野尚雄・歯科医長は、「医科歯科連携が進めば近い将来、歯科医師が受診者の舌がんなどの初期症状を見極め、早期発見などで重要な役割を果たすことも考えられる」と話している。

【キャリアブレイン】



この事業がきっかけになって、なかなか進展しない口腔ガンの検診の橋渡しなること期待しています。
by kura0412 | 2013-02-13 17:47 | 歯科 | Comments(0)