日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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『社会保障制度改革国民会議:15委員発表』

政府は27日、社会保障制度改革国民会議の委員に、清家篤慶応義塾塾長ら15人を充てると発表した。
野田佳彦首相が29日に委員を任命したうえで、30日に初会合を開く。年金、医療、介護、少子化対策を中心に議論し、法律上の国民会議の設置期限である来年8月21日までに結論を出す。

岡田克也副総理は27日午前の閣議後、人選について首相官邸で記者団に「最強の布陣を念頭においた」と説明した。初会合で、委員互選で清家会長を選任する見通し。
他の委員は次の通り。
伊藤元重東京大大学院教授▽遠藤久夫学習院大教授▽大島伸一国立長寿医療研究センター総長▽大日向雅美恵泉女学園大大学院教授▽権丈(けんじょう)善一慶応大教授▽駒村康平慶応大教授▽榊原智子読売新聞社会保障部次長▽神野直彦東京大名誉教授▽永井良三自治医科大学長▽西沢和彦日本総研上席主任研究員▽増田寛也野村総研顧問▽宮武剛目白大大学院客員教授▽宮本太郎北海道大大学院教授▽山崎泰彦神奈川県立保健福祉大名誉教授。

【毎日新聞】



医療関係からも委員に選ばれました。社会保障亡国論的な極端な考え方を持っている委員はいない雰囲気ですが。
by kura0412 | 2012-11-27 17:05 | 医療政策全般 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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