復興の意欲は残っているか?

昨日、新潟県内のマスコミ関係者との懇談会があり出席してきました。地震後の歯科の救護活動などが話題の中心でしたが、あふれるマスコミ報道の中、地震直後のマスコミの実際を聞くことが出来、なかなか面白い懇談でした。
そして、現在の報道する側の共通する想いは、被災地に明るい話題を提供したい、また、この地震を忘れない為に、どう継続して全国へ情報を発信するか、その二点でありました。
その中で、ある新聞社の局長さんから「小千谷の地域の人は、雪解けを待ち、地震からの復興に改めて意欲をもつのでしょうか?」の質問がありました。
「現在、小千谷の地域の方の殆どは、地震よりも雪の対応が手一杯です。また、日々の生活を過ごすことだけを考えているのが現状であって、とにかく、この雪の降るのが収まり、雪が消えていくことだけを願っている、これが正直なところで、気持ちだけではなく、体力的にも、経済的にも、復興への意欲がどこまで残されているか?」これが私のその返答です。このやり取りから、改めて、この地域は今、地震、大雪、日本どころか世界のどこも経験していない災害と戦っているのだと再確認しています。
今日2月23日、雪降る中、地震に被災して4ヶ月経ちました。
by kura0412 | 2005-02-23 11:22 | 中越

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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