良いタイミングでの問題提起ー協会けんぽ国庫率増の求め

協会けんぽ、2015年度に準備金枯渇- 現行制度で推計、国庫率増求める

中小企業が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)は2日、厚生労働省で記者会見し、現行の制度で推移した場合、2015年度には準備金(積立金)が枯渇するという試算を発表した。準備金を均衡させる保険料率を計算すると、現状の10%が2015年度には10.7%(賃金上昇率が0%で一定の場合)、17年度には11.2%(同)になるという。

協会けんぽは、09年度に3200億円の準備金不足に陥った。このため、国は国庫補助率を引き上げ、保険者ごとの後期高齢者の支援金負担方法を一部総報酬割にするなど、今年度までの時限措置を講じて財政健全化に取り組んでいる。今年度は単年度収支2482億円の黒字、準備金残高4432億円の見込み。
試算では、現行通り国庫補助率を16.4%、後期高齢者支援金の3分の1を総報酬按分、保険料率10%とした場合と、協会要望である国庫補助率20%、後期高齢者の支援金の全額を総報酬按分とした場合を比較。賃金上昇率が0%で一定、保険料率が10%の場合、前者では15年度に4300億円の準備金不足、4900億円の赤字となる。後者でも16年度に2500億円の準備金不足、4600億円の赤字となった。

小林剛理事長は「協会財政の赤字構造は全く変わっていない。(大企業がつくる)健康保険組合や(公務員の)共済と比べ、収入の低い方が突出して高い保険料という、社会保障とは思えない状況は拡大している」とし、協会けんぽの加入者は負担の限界に来ていることを強調。
この試算を、時限措置の切れる来年度以降の制度を議論する際の材料にしたいと言う。協会けんぽによると、健保組合の保険料率の平均は8.3%、国の共済組合の平均は7.7%(いずれも12年度)。国庫補助率の上限は、健康保険法で20%とされている。

【キャリアブレイン】



社会保障改革が議論されようとしている現在、良いタイミングでの問題提起だと思います。
そして、この保険料率と一部負担金は対の問題として捉えなければなりません。
by kura0412 | 2012-11-05 17:41 | 医療政策全般 | Comments(0)

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