日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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「来年1月解散、2月総選挙」、内閣総辞職も

衆院解散・総選挙時期について、首相官邸から漏れてくる声に耳を澄ますと、首相・野田佳彦は「来年1月解散、2月総選挙」に照準を絞っているようだ。
この時期の解散・総選挙は1990年の海部政権で前例があり、時の自民党幹事長は小沢一郎だった。小沢は、金丸信率いる竹下派の力をバックに、施政方針演説をしたがる海部俊樹をねじ伏せ、通常国会冒頭解散に持ち込んだ。

今、解散権を握る首相・野田佳彦は、同じ時期の解散・総選挙を指向し、早期解散を求める自民、公明両党や小沢に肩すかしを食らわそうとしている。

解散なくして特例公債法案成立はない
衆院解散・総選挙を来年初めまで延ばすためには2つのハードルを越えなければならない。まず、今国会での内閣不信任案政局だ。
自民、公明両党は参院での消費増税法案成立を待って、8月下旬にも衆院で内閣不信任案、参院で首相に対する問責決議案を提出する方針だ。
問責決議案は法的拘束力がないので、可決確実であっても、政権の致命傷にはならない。しかし、内閣不信任案が可決されると、野田は衆院解散か、内閣総辞職の選択を迫られることになる。
衆院議長と欠員1を除いた衆院の議席は478で、その半数は239議席。与党の議席は民主党会派250と国民新党会派4の計254だ(8日現在)。つまり、民主党内から15人が不信任案に賛成すれば可否同数で議長決裁となり、16人なら不信任案は可決されてしまう。いまのところ、これほどの造反者が出る可能性は小さいが、政治は勢いで動いてしまうこともある。

動向が注目される元首相・鳩山由紀夫は7日、北京で講演し内閣不信任案が提出された場合の対応について「政策的な立場から言うと同調したい部分もあるが、簡単に結論を出せる状況でもない」と語り、同調する可能性を否定はしなかった。鳩山は民主党の創設者としての自負心が強く、民主党政権崩壊につながる不信任案には同調しない、という見方が強い。だが、鳩山は消費増税法案に反対したことに対して、民主党が「党員資格停止6ヵ月」の処分を下したことでヘソを曲げてしまった。
そこを小沢が突くのは確実だ。小沢はあらゆる手を使って民主党内の造反者を増やし、内閣不信任案可決に持ち込もうとするだろう。

仮に野田内閣が不信任案政局を乗り切ったとしても、今年度予算執行の裏付けとなる特例公債法案成立のメドは立っていない。
財務相・安住淳は6日の記者会見で、同法案が9月8日に会期末を迎える今国会で成立しない場合、国が政策を行う財源が10月中にほぼ枯渇するとの見通しを表明した。しかし、これは本当か?
「10月中というのは財務省一流のサバを読んだ言い方で実際には11月まで大丈夫だ」「財務省証券を発行すれば、成立が来年になっても持つ」(民主党執行部の一人)
こちらの方が正しいのだろうが、政府としてはなんとしても今秋に成立させたいところだ。これに対する自公両党の姿勢はかなり固い。政権側は内々、自民党の感触を探っているが、「衆院を解散する約束なしには成立は無理」という見方が有力だ。
この場合は、9月の民主党代表選、自民党総裁選が終わった後、10月に召集される見込みの臨時国会で、10月から12月の間に解散、11月から来年1月の間に総選挙という日程になる。憲法で「解散の日から40日以内に総選挙を行う」と規定されているので、解散日と総選挙の投開票日との間は1ヵ月前後あく。

民主党が引き続き政権を担う可能性は低い
予算執行が滞りかねない特例公債法案を人質にとって解散を迫る戦術に批判が強まれば、与野党間でなんらかの妥協が成り立つかもしれない。ただ、来年2月の衆院解散は難しい。春は来年度予算案の審議と重なり、4月以降だと来夏の東京都議選、参院選と連動して民主党が3連敗となる可能性が強いからだ。
だから、「来年1月解散・2月総選挙」が官邸側から見た狙い目になる。
しかし、仮に日程が思い通りになったとしても、総選挙で民主党が第1党となって引き続き政権を担う可能性は極めて低い。ならば、総選挙後の政局運営をにらんで自公両党に譲った方が得策ではなかろうか。

【田崎史郎・ニュースの深層】



内閣総辞職して一旦下野して総選挙に挑むという考え方もあるのかもしれません。
by kura0412 | 2012-07-11 18:32 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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