党内了承持ち越しながらも

消費増税関連法案 民主内了承持ち越し 苦境の小沢系、先鋭化

■中間派離れるも「造反60~70人」
消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革関連法案をめぐる民主、自民、公明3党の修正合意に対し、民主党の小沢一郎元代表を支持する勢力は了承に徹底抗戦した。だが、親小沢派でも反小沢派でもない「中間派」は造反に踏み切らない公算が大きい。
中間派が総崩れになれば、小沢系は容赦なく除籍処分を下される可能性がある。行き場を失う恐れのある小沢系は一気に先鋭化した。

◆怒号でかき消す
「あなたに一任していない!」
18日夜、都内のホテルで行われた政策調査会合同会議。約300人が出席する中、後方にいた小沢系幹部、東祥三元内閣府副大臣はマイクを受け取ると、ひな壇にいる前原誠司政調会長に近づき一喝した。
「これでは自民党への全面降伏だ」「両院議員総会で多数決で採決しろ」…。
噴き出す3党合意への異論。前原氏は「一任をお願いしたい」と繰り返したが、その声は「幹事長を出せ。おまえが出る幕じゃない」などの怒号にかき消されていった。開始から約3時間後、輿石東幹事長は前原氏と連絡をとり「一呼吸おいたほうがいい」と述べ、18日中の了承を見送るよう指示した。

この日は紛糾したとはいえ、批判の声を上げた多くは小沢系。そこにはこのままでは孤立しかねないとの焦りがうかがえる。
当初、小沢氏は中間派を巻き込み反対勢力の拡大を狙った。しかし、衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた最低保障年金創設などは撤回を免れ、経済成長率「名目3%、実質2%」の努力目標も削除されなかった。厚労族やデフレ脱却を求める議員などの中間派は造反の「大義」を見失った。
旧民社党系の田中慶秋副代表、鹿野道彦前農林水産相を支持する中山義活元経済産業政務官ら中間派グループ幹部は18日、「3党合意は重い」との認識で一致した。中山氏は「一定の方向に行かざるを得ない」と賛成を示唆した。
小沢系から徐々に距離を置く中間派。小沢系は態度を一層硬化させた。
「欠席なんて論外だ!」
小沢氏率いる「新しい政策研究会」の幹部会では採決に反対する方針を確認した。都内のホテルに拠点まで設け、18日夜の合同会議後も幹部らは集結し、結束を誓い合った。

◆処分逃れの本音
それでも小沢系が造反で足並みをそろえられるかは疑わしい。除籍処分を下されたところで「小沢新党」の展望が見えないからだ。
「造反は60~70人いる。民主党は過半数割れだ。処分できるのか」
小沢系からは野党が不信任案を提出することを前提に「脅し」にも似た発言が漏れるが、これも処分を免れたいとの思いの裏返しにほかならない。党分裂を避けたい鳩山由紀夫元首相は自らのパーティーで処分に否定的な考えを示した。
「政策への判断は賛否があってしかるべきだ。既得権との戦いだ。旗を振って行動しなければならない。その旗には『友愛』と書かれています…」
合意反対、採決先送りなど党内からの圧力が強まるなか、野田佳彦首相の「後見役」の藤井裕久党税制調査会長は都内で開かれたシンポジウムで、外遊中の首相の考えを代弁するかのようにこう言い切った。
「消費税がいかに日本の社会保障にとって大事か。『おまえはけしからん』となったら選挙に負ければいい。それだけのことだ」

【産経新聞】



中間派はほぼ賛成の雰囲気で、これで党内了承もまとまりそうです。
これで反対票数によっては、小沢グループの力が一気に消失する可能性も出てきました。
by kura0412 | 2012-06-19 09:31 | 政治 | Comments(0)

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