日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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三党共にまとめたいという気持ちが

<一体改革協議>民主「こども園」で譲歩も

民主、自民、公明3党は11日、税と社会保障の一体改革関連法案の税制分野の実務者協議を開始し、政府提出7法案に関する修正協議が本格化した。
子育て関連法案では、公明党案を念頭に政府案の「総合こども園」で譲歩する動きが浮上。民主党は年金の低所得者対策でも、公明党案を交渉の糸口にする構えで、「社会保障の理念は近い」(民主党幹部)とする公明党を間に挟んだ駆け引きも活発化しそうだ。

「法形式や仕組みは目的を達するための手段だ。知恵を出し合って合意を得たい」。小宮山洋子厚生労働相は11日の衆院一体改革特別委員会で、子育て関連3法案で幼稚園と保育所の機能を一体的に提供する「総合こども園」に必ずしもこだわらない姿勢を示した。
小宮山氏は野党時代からの子育て政策の中心人物。念頭にあるのは公明党との協力だ。
公明党案は、自公政権が創設した「認定こども園」を柱とする一方、政府案の文部科学、厚労両省の補助金の一本化を取り入れた。小宮山氏は「財源の必要性や、二重行政はいけないという思いは同じだ」と発言。補助金一本化という「実」を取る形で公明党案を軸に妥協を目指す意向とみられる。

低所得者の基礎年金加算でも、民主党は公明党を糸口に接点を探る。
政府案は月収6万4000円以下の人に一律6000円加算などを盛り込んだが、自民党などは一部で逆転現象が起きるとして批判している。
これに対し、公明党は、納めた保険料に応じて決まる年金額に25%加算することを主張している。加算を認めているため、民主党も受け入れやすい。
自民党は対案の社会保障制度改革基本法案でも「自助」を強調するが、民主党も公明党も自民党と比較すれば「公助」「共助」を重視する立場で、政策で歩み寄る余地ができる要因になっている。

◇低所得者対策、先送りへ
税制では11日の3党協議で民主、自民両党は消費税率を2段階で10%に引き上げる骨格部分で一致。これに関連し、民主党は、自民党と開きがある増税時の低所得者対策については今回の修正協議で結論を出さず、先送りにする方針を固めた。

年末の税制改正時に再協議することを想定している。税制改正時への先送り論は自民党内にもあり、早期合意のため相違点を棚上げする狙いがある。
政府・民主党は、税率8%段階で低所得者に現金を給付する「簡素な給付措置」、税率10%への引き上げ後に現金給付と税額控除を組み合わせた「給付付き税額控除」を導入する方針だ。
しかし、自民党の町村信孝元官房長官は11日の協議で、給付付き税額控除に「実務上、不可能」と反対を表明。簡素な給付措置についても、「消費税導入時は数百億円規模の1年限りの措置をやった。それを参考に考えていい」と指摘。最大4000億円規模の給付を検討する政府案より対象、規模を絞り込むよう主張。溝は埋まらなかった。一方、公明党は税率を8%に引き上げる段階からの徹底した低所得者対策を求めている。

【毎日新聞】



民主党、自民党、公明党三党共に、修正協議に対して何とか15日までにまとめたいという意識があるような印象です。
但し、その考えが党内一致しての考えかというとそうではありません。特に民主党は。
by kura0412 | 2012-06-12 15:58 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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