専門学会からの提案

虫歯の診断基準 変更検討へ

4日から「歯の衛生週間」です。虫歯の予防などを専門とする学会は「虫歯は初期の段階で治療すれば、歯を削ることなく健康な状態に戻せるが、今の診断基準は『初期』の定義があいまいになっている」として診断基準を変更する方向で検討を始めました。

虫歯は、歯に穴が開く前の初期の段階では、治療や管理によって、痛みもなく、健康な状態に戻すことができますが、今の診断基準はどういう状態を「初期」とするかがあいまいで、ほとんどの歯科医院では、歯に穴が開いてから治療を始め、ドリルで周辺を削り、樹脂や金属の詰め物をしています。
このため、虫歯の予防などを専門とする「日本口腔衛生学会」は、今の5段階の診断基準を7段階に変更して、虫歯の初期の症状をより明確に定義する方向で検討を始めました。

具体的には、歯の表面をきれいにして空気を吹きつけ、本来透明な「エナメル質」と呼ばれる層が、白く濁っているかどうか確認し、白く濁っていれば虫歯の初期症状と診断して、再石灰化を促す「フッ化物」を塗る治療や、入念な歯磨き指導を行うことになります。
学会によりますと、国際的にはこうした診断基準が主流で、国内でも使い始めた歯科医院があるということで、日本口腔衛生学会は、今後、関係する学会に働きかけて基準の変更を目指すことにしています。

【NHK WEBNEWS】



専門学会の意見が具体的な診断、検診として、どこまで臨床現場に反映されるか非常に興味あるところです。
そして、現在の歯科医療が大きく変化していることを国民に示すためにも、この意見をプラスの方向にもっていってもらいたいものです。
by kura0412 | 2012-06-05 11:43 | 歯科 | Comments(0)