内閣改造その後は

来週にも内閣改造 2閣僚ら交代、党役員も

野田佳彦首相は30日、消費税増税関連法案の今国会での成立に向け、来週にも内閣改造を行う方針を固めた。
複数の首相周辺が明らかにした。参院で問責決議を受けた田中直紀防衛相と前田武志国土交通相に加え、鹿野道彦農林水産相らを交代させ、中規模の改造となる見通し。併せて党役員人事も検討している。

首相は30日昼、小沢一郎民主党元代表と党本部で会談した。首相は「消費税増税は待ったなしだ。今国会中に採決して成立を期すのが私の立場だ」と協力を求めたが、小沢氏は「政権としてやるべきことがある。賛成というわけにはいかない」と拒み、決裂した。
これを受け、首相は消費税増税法案成立に向け、自民党との修正協議を本格化させる構え。民主党幹部には会期末の6月21日までに法案を衆院で採決するよう指示した。新体制を早急に固め、原子力規制組織設置など懸案を一気に解決したいと考えているという。

■会談決裂・首相 消費増税、新体制を決意 小沢氏 「世論」頼み、万策尽きる
「できるだけ多くの同志が結束して野党と向き合い、成案を得るということです」
民主党の小沢一郎元代表と会談後、野田佳彦首相は険しい表情でこう語った。
この言葉からも目的が「小沢氏との決別」だったことは明らか。首相の視線はすでに次のハードルである内閣改造に移っている。

会談は1時間半も続いたが、ずっと平行線。小沢氏は「増税の前にやることがある」と説いたが、首相は「財政再建は待ったなしだ。このままでは『決められない政治』として日本の政治は漂流する」とはね付けた。
「数の論理」の信奉者のくせに多数決で敗れても従わない。
首相は、そんな小沢氏にかねて嫌悪感を抱いてきた。会談を「乾坤一擲(けんこんいってき)」と表現したのは「小沢切り」を消費税増税への第一歩だと考えたからだろう。

確かに衆参ねじれ下で消費税増税関連法案を成立させるには自民党の協力を得るしかない。ただ、その一本道はあまりに険しく代償も大きい。
自民党の要求通り「小沢切り」に応じても、次に参院で問責決議を受けた田中直紀防衛相ら2閣僚の交代が待ち受ける。中国大使館1等書記官のスパイ疑惑浮上により鹿野道彦農林水産相の交代も避けられない。
内閣改造しても、今度は、最低保障年金制度や後期高齢者医療制度廃止など衆院選マニフェストの撤回を迫られる。
首相はこれらを自民党が設置を求める社会保障制度改革国民会議で棚上げする考えのようだが、自民党が条件をつり上げる可能性もある。法案の修正協議で自民党の要求を丸のみすれば民主党中間派さえ離反しかねない。

ただ、会談決裂で受けた傷は小沢氏の方が深い。
普段は無言を貫くのに、会談後に記者団の取材に応じ「今のままでは国民に理解されない」と「国民」を13回も連発した。夜はNHK番組で「政権公約は国民への約束だ。これほど重いものはない」と訴えた。「世論だけが頼みの綱」と思ったからではないか。
衆院採決で造反すれば、除籍処分は免れない。法案が否決され、首相が衆院解散に踏み切れば、選挙基盤の弱い小沢氏の支持勢力は雲散霧消する。
それだけに小沢氏は首相との会談を何度も重ね、結論の先送りを狙ったフシがある。NHK番組でも「首相は待ったなしというが、日本の財政は欧米と比べて余裕がある。そこが認識の差だ」と語り、歩み寄りの余地があることをにおわせた。

だが、もはや再会談の望みは絶たれた。かといって賛成に転じる大義名分もない。残る選択肢は新党結成しかない。
「賛成できないとはっきり言ってやった。地域政党の連携ができればすごい話になるな!」
30日午後、小沢氏は自らの事務所を訪れた大村秀章愛知県知事に強気を装い、新党結成をほのめかした。
とはいえ、小沢待望論は今は昔。刑事被告人の身で新党ブームに乗るのは難しい。
しかも新党結成に動く石原慎太郎都知事は小沢氏との連携を「死んでも嫌だ」と公言し、大阪維新の会との連携も容易ではない。小沢氏もいよいよ万策尽きたのか。

【産経新聞】



内閣改造(問責二大臣辞任)→自民党修正案→消費税増税案衆議院採決・一部小沢グールプ議員離党→会期延長→解散総選挙は???
そんな流れが出来たのかもしれません。
by kura0412 | 2012-05-31 15:12 | 政治 | Comments(0)