日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

小沢会談後、野田首相は決断迫られるようです

「3者会談」は最大の障害!?、老獪な輿石幹事長に追い詰められる野田首相

5月22日午前、民主党の輿石東幹事長は、野田佳彦首相の指示により小沢一郎元代表と会談。その結果、来週にも野田・小沢会談が実現することになった。この会談には輿石幹事長も加わるという。
要点は、(1)「来週にも」と、輿石氏を含めた(2)3者会談だというところにある。

輿石氏の会談参加で袋小路に入った「小沢切り」の道
会談を要請した野田首相が日時を指示するわけにはいかない。「来週にも」とは来週以降であり、来週中ということでもない。
ただ、はっきりしていることは、会談が早くても1週間後ということ。いずれにしろ、会談日程は小沢氏の都合が優先される。それに会談の先送りも首相に反対できなくなった。
また、会談が3者会談となった政治的意味は実に大きい。
これによって、「幹事長一任」という決着や「再会談」や「再々会談」の可能性が出てきた。
2人だけの会談なら、現状では両者に妥協の余地がなく、決裂必至の見通しだが、中に入った輿石氏が、「私に任せてくれないか」、あるいは「もう一度会って私の提案を議論してくれないか」と言えば、2人はそれを断ることができないだろう。特に小沢氏が直ちに同調すれば首相も従わざるを得ない。
両者と等距離に立ち、政局の鍵を握っている輿石氏の提案にどちらか一方が背を向けると、バランスが一瞬にして崩れてしまい、輿石氏は同調者と一体となる。

会談が3者会談となって、野田首相の目論見は大きくはずれたのではないか。
2人だけであって「消費税増税に賛成して下さい」と首相がお願いし、「それはできない」と小沢氏が答えれば、「小沢切り」の儀式は成立し、自民党への協力要請を公然と始めることが可能になる。
しかし、輿石氏の参加でそれがすこぶる困難になってしまった。
輿石氏が最優先に考えているのは「党の結束」であり、「解散阻止」だと言われる。そのためには消費税増税法案の採決先送りが今現在の最大関心事だ。明らかに小沢氏の側の主張と通じ合うところが多い。どうやら首相は、輿石氏の老獪な政治手法によって袋小路に入ったように見える。展望は一段と暗くなった。

万が一、小沢氏が全面的に野田首相に協力することになっても、自民党の協力がなければ参議院で消費税増税法案は否決される。
小沢氏を含めて結束した民主党政権に自民党が協力するはずがない。そんなことは首相も先刻承知のことだろう。それどころか、たとえ小沢氏が同調しても、相当数の民主党議員は反対に回るし、自民党も同じだろう。
野田首相は、初参加したG8の経済協議の場で、「消費税増税法案をぜひ今国会で成立させたい」旨あらためて宣言した。
あえて踏み込んだ発言をすることによって「消費税増税は国際公約」であることを国内向けに示し、民主党内や野党、そして世論を制約することを意図したのだろう。
結局、このような政略的な手法が裏目に出て、首相を窮地に立たせたのである。
アリバイづくりとも言われる首相の小沢氏への会談要請が、逆に致命傷となりかねない雲行きだ。

【田中秀征・政権ウオッチ】



もしこの予測通りとなるならば、野田首相の次の選択は輿石幹事長の静止を振り払い、自民党抱きつき作戦を決行するかもしれません。
by kura0412 | 2012-05-25 18:31 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
以前の記事
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2004年 08月
2004年 07月
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧