民主党のパイプを頼らずに立候補

日医会長選、原中会長が立候補表明- 「やり残したことある」

日本医師会の原中勝征会長は15日、東京都内で記者会見を開き、現執行部の任期満了に伴う会長選挙への立候補を正式に表明した。
原中氏は「まだやり残したことがある」などと述べ、再選に強い意欲を示した。会長選は4月1日に投開票が行われる。今回の会長選にはこれまでに、2年前の会長選で原中氏に敗れた森洋一・京都府医師会長が「診療報酬の上げ下げがすべてではない」などと訴え、立候補を表明。さらに、日医の横倉義武副会長も17日に会見を開き、出馬表明する予定だ。

原中氏は会見で、これまでの成果として、診療報酬の2回連続プラス改定や受診時定額負担の導入阻止、2012年度税制改正での4段階税制の堅持などを掲げた。一方で、今後の課題として、消費税増税をにらんだいわゆる「損税問題」の抜本解決や、異状死の警察への届け出を義務付ける医師法21条の改正などを列挙。その上で、「日本中で等しく医療を受けられるような環境をつくりたい」と述べた。
原中氏は、民主党政権の誕生後初となる10年の会長選に立候補。「民主党に物が言えるのはわたしだけ」などと、同党とのパイプの太さをアピールして初当選を果たした。これに対して15日の会見では、「自民党総裁とも話をしている」「決して一党に偏ったパイプではない」などと述べ、民主党とのパイプに頼り切らないスタンスを強調した。

【キャリアブレイン】



前回では民主党とのパイプを誇示しての立候補でしたが、政局の動向が大きく反映し今回は様相が随分違うようです。
by kura0412 | 2012-02-16 10:46 | 政治

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