日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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保険診療課税問題も越年か

保険診療課税問題、たたき台は27日以降に- 民主税調と一体改革調査会の総会

民主党の税制調査会(藤井裕久会長)は26日、社会保障と税の一体改革調査会(細川律夫会長)と合同総会を開き、社会保障と税の一体改革素案の取りまとめに向けた議論を続けた。
この日は当初、社会保険診療の消費税非課税問題などの個別論点に関する「たたき台」を示す予定だったが、群馬県の八ッ場ダム建設再開と東京外環道路凍結区間工事についての意見交換に時間を費やしたため、税制の本格的な議論ができず、たたき台提示は27日以降に先送りされた。

合同総会の冒頭にあいさつした藤井会長は、「この連休にいろんな動きがあったのは、事実。一部に(消費税引き上げの)物語を作った人がいるが、まだ何も決まっていない。自由に、ご討議いただきたい。ただ、ある日には確実に決定しなければ、与党の責任は果たせない」と述べた。
この日の合同総会は3時間に及んだが、税制の議論は約1時間にとどまった。個別論点では、消費税引き上げに伴う逆進性への対応策と、食料品に軽減税率を適用することのみを検討した。総会終了後の記者会見で、古本伸一郎・税調事務局長は、「この3日間に選挙区に戻った議員から、消費増税に関する生の声をつぶさにお聞きした」と説明した。総会は27日以降も連日開催する予定で、一体改革素案の年内取りまとめを目指す考えだ。

【 キャリアブレイン】



消費増税案、年内見送り 民主党税調、慎重派に配慮

野田佳彦首相は27日、政府・民主三役会議で消費増税法案の素案策定について「税率と時期を含めて年内に党内でまとめてほしい」と指示した。だが、民主党税調役員会は同日、増税慎重派に配慮し、税率や時期を入れない形で29日までに意見集約する方針を確認。素案策定は事実上、年明けに先送りされる方向だ。

首相は会議終了後、首相官邸で記者団に「先送りできない課題だ。民主党のためでもない。この国の現状と将来を考えた時に避けて通れない。政府・与党の決定は年内メドで、党内の集約は年内だ」と強調した。
消費増税法案の素案策定をめぐっては、党内に異論が根強く、この日の会議では平野博文国会対策委員長が「冷却期間をおいた方がいい」と先送りを進言した。これに対し前原誠司政調会長は「年内でも年明けでも一緒だ」と主張。首相も「努力してほしい」と求めたという。

【asahi.com】



保険診療の課税問題も越年しそうな雰囲気です。
by kura0412 | 2011-12-27 16:48 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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