協会けんぽの国庫補助率にも注視

来年度の保険料率10%超に- 協会けんぽが推計

全国健康保険協会(協会けんぽ)は10月4日、来年度の保険料率が初めて10%を超えるとの推計を発表した。
厚生労働省の来年度予算概算要求で、医療費に対する国庫補助が現行の比率を前提とされたのを受けた試算で、現在9.50%の保険料率は、最大で10.20%に達する見込み。協会けんぽは、保険料率の上昇を抑えるため、高齢者医療制度の見直しや、国庫補助率の20%への引き上げを政府に求めている。

協会けんぽは、来年度末までに累積赤字を解消することとしている。その上で、国庫補助率が現行の16.4%に据え置かれた場合、来年度は7兆円を超える保険料収入が必要と試算。70-74歳の医療費自己負担割合が1割のままなら、保険料率は0.70ポイント増の10.20%になるとしている。2割に引き上げられた場合は、0.64ポイント増の10.14%。
一方、仮に国庫補助率が上限の20%まで引き上げられた場合の保険料率は、70-74歳の自己負担割合が1割で9.89%(0.39ポイント増)、2割で9.83%(0.33ポイント増)となるという。

■診療報酬プラス改定は慎重に
小林剛理事長は同日の記者会見で、保険料率の引き上げは、高齢化に伴う拠出金の増加に加え、保険料収入のベースとなる賃金の下落が続いていることが主な要因だと説明。「日本の経済と雇用を支えている中小零細企業に、これ以上の負担をお願いすることは、さらなる経済の悪化を招く」と、国庫補助の拡大や高齢者の患者窓口負担の見直しの必要性を強調した。
さらに、小宮山洋子厚労相が上積みに意欲を示している来年度の診療報酬改定については、診療報酬の改定率を0.1%引き上げるごとに保険料率は0.09%上昇するとして、慎重な判断を求めた。

【キャリアブレイン】



10%を超えると法律の改正が必要です。改定率の幅と同時に国庫補助率の問題も大きなポイントです。
by kura0412 | 2011-10-04 17:44 | 医療政策全般 | Comments(0)

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