日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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今度の民主党政策決定の課程は

仙谷氏は「政策闇将軍」

野田新内閣では、民主党が平成21年衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた「政策決定の内閣への一元化」の旗を降ろした。しかも玄葉光一郎外相、安住淳財務相ら重要閣僚が担当分野での経験が浅いため、民主党政策調査会の存在感が増すのは確実だ。
仕切り役は前原誠司政調会長。
これまで玄葉氏が政調会長と兼務した国家戦略担当相に起用された古川元久氏も前原氏と同じグループ。閣外に去った前原氏の後見人の仙谷由人前官房副長官が「闇将軍」として影響力を発揮しようとするのは間違いなさそうだ。

「すべての法案、予算、条約が原則、政調会長の事前承認になる。政府側がマニフェスト(政権公約)にしっかり取り組まなければ、努力を働きかける」
前原氏は2日、国会内で記者団にこう語った。政策次第では、首相に圧力をかけることもいとわないと宣言したのと同じだ。
前原氏の強気には裏付けがある。首相は8月30日、前原氏の起用に当たり、法案、予算、条約の国会提出について「政調会長の了承を原則とする」と明言した。政調会長代行のポストを新設し城島光力前政調会長代理を起用、後任に三井辨雄衆院議員を充てる人事も決め、機能を強化した。
自民党政権下では「部会→政務調査会→総務会」と積み上げる事前審査が機能していたが、前原氏はさらに強い政策の生殺与奪権を握ったのだ。
民主党は政権交代以来、政策の事前審査の仕組みを否定してきた。自民党政権下では、各省ごとに設けられる部会に参加する議員の権限が増し、「族議員」を生んだからだ。マニフェストで掲げた「内閣への政策決定一元化」の名の下に、各省の政務三役が政策を決める仕組みに変えた。

ところが、党での議論は「政府への政策提言」という位置づけとなり、「政権に登用されない議員のガス抜き」(党中堅議員)と揶揄(やゆ)されるほど低調だった。
今回の政調改革は、前原氏が代表選で「全議員が政策決定に関与できるシステムを作りたい」と意欲を示したことで実現した。事実上の事前審査の復活だ。前原氏は「党が特定の団体の言いなりになり、族議員化しないようチェックする」と述べたが、具体的な監視手法は不透明のままだ。
「財政のかじを取る安住氏や古川氏ははっきり言って軽量級。政調の発言権が急速に増しそうだ」
組閣名簿をみた財務省幹部は複雑な表情を浮かべて語った。政府と党の要職を歴任した重量級の岡田克也前幹事長の財務相就任に期待していたからだ。
東日本大震災の本格的な復興のための平成23年度第3次補正予算、24年度予算の編成で、前原氏が主導権を握ることになるのは間違いなさそうだ。仙谷氏も手ぐすねを引く。
「前原グループが政調会長を取ったのは大きい。仙谷氏は前原氏に協力し、政調を通じて若手との接点を持とうとしている」
同グループの中堅議員はこう語る。
小沢一郎元代表のグループは2人が入閣したことで「撃ち方やめ」の雰囲気だが、小沢氏側近は仙谷氏への警戒を緩めていない。
「仙谷氏が糸を引き、前原氏を通じて政策決定権を握ろうとするはずだ」

【産経ニュース】



政権交代後、まだ定まっていなかった民主党政権の政策決定課程がまた大きく変化しそうです。
by kura0412 | 2011-09-03 12:15 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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