日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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野田首相の協調路線に早くも自公の対応に変化が

協調ムード避ける=自民・谷垣氏、公明と温度差くっきり-党首会談

自民党の谷垣禎一総裁は1日の野田佳彦新首相との党首会談で、震災復興などに関する民主、自民、公明3党による実務者協議入りの提案を受け、回答を留保した。
谷垣氏は、野党との協調を前面に出す新首相のペースにはまれば、早期の衆院解散に追い込めなくなると警戒。なお新首相の出方を見極める構えだ。

「さまざまな面でご協力願いたい」。党首会談で新首相が実務者協議を呼び掛けると、谷垣氏は民主党のマニフェスト(政権公約)見直しに関する民主、自民、公明3党の合意を持ち出し、「3党幹事長でまたサインしてからスタートだ」と語り、即答を避けた。さらに谷垣氏は「震災復興には協力するが、その後は信を問うべきだ」と、早期の解散も求めた。
自民党内には、新首相が小沢一郎元代表に近い輿石東幹事長を起用したことなどから「新首相が3党合意順守を明言しても民主党内で覆るのではないか」との疑念がある。協力姿勢を打ち出すのは早過ぎるというのが党内の相場観だ。
新首相は震災復興のほか、社会保障と税の一体改革、総合経済対策に関する検討チームの設置も提案したが、党首会談を受けて開かれた自民党幹部の会合では「(復興以外で)実務者協議をやるなんて(包括的な政策協定を結ぶ)閣外協力そのものだ。受け入れられない」との反対論も出た。

一方、新首相は、公明党の山口那津男代表とも会談し、同様に実務者協議を提案したが、会談はお互い笑顔が漏れるなど終始和やかなムード。山口氏は復興に関する協議は受け入れる考えを伝え、会談後、記者団に対し「新首相が誠実に対応しようという姿勢は十分に感じた」と評価した。
同党は政策要求をのませることを重視し、早期解散も望んでおらず、自民党と微妙に異なる。民自、民公の党首会談では、新政権へのスタンスで自公の温度差も浮かび上がった。公明党幹部は「民公両党だけで進めてもいい。そうすれば自民党は結局、乗ってくる」と語った。

【時事ドットコム】



野田首相の党内外の強調路線によって、早くその対応に変化が見えてきました。
対立軸を明確にして、3次補正予算案成立後に解散を求める自民党の策はあるのか否か。
by kura0412 | 2011-09-02 16:49 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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