被災地の医療環境の悪化

医師足りず、経営悪化 「存続厳しい」の声も

建物や医療機器の被害。加速する医師・看護師不足、さらに経営の悪化-。共同通信が行った病院アンケートには、さまざまな問題を抱え、地域医療の崩壊を心配する声が寄せられた。

岩手県立山田病院(山田町)は2階建ての1階が浸水。「5年前に23億円かけて建設したがだめになった。修繕には10億円かかるようだ」。坂総合病院(宮城県塩釜市)は「壁の亀裂の補修など、法人全体で5億円余りの負債となる。民間施設への公的助成がなければ存続は厳しい状況」。石巻市立牡鹿病院(宮城)は「二次避難で患者が減っており、今後の病院運営が憂慮される」と答えた。
本来の医療機能を果たせないことへの懸念も。壊滅状態となった石巻市立病院は「仮設診療所を設けたが、手術、入院が不能」とし、建物被害はなかった石巻赤十字病院も「前方、後方の医療連携体制が崩れ、急性期病院としての機能が維持できない」。
医療スタッフも多くが被災した。全壊し3人いた医師が全員死亡した石巻市立雄勝病院は「住民から診療所などの要望はあるが、医師の確保が難しい」と説明。一方で「慢性的な医師不足。災害がというより地域的なハンディか」(岩手県立久慈病院)との回答もあった。
福島第1原発を抱える福島県双葉町の双葉厚生病院は「(原発から半径20キロの)警戒区域にあり、病院そのものが休止状態。再開のめどが立っていない」。20~30キロ圏内の渡辺病院(南相馬市)は「原発の影響で急患や入院患者の受け入れが不可能」。その受け皿となっている30キロ圏外の鹿島厚生病院(同)は「入院診療を可能な限り行っているが、長期入院患者も見込まれ、病床不足が発生する。地域全体で考えていかないと医療が壊滅する」と懸念を示した。

【共同通信】



先般、東北地方の先生のお話を聞いたところ、歯科でも被災地から他の地域に移転して開業したケースもあるようです。そして歯科では、移転をしたくてもそれも出来ずに、ただ耐え忍ぶというようなこともあるかもしれません。
by kura0412 | 2011-06-14 12:15 | 医療政策全般 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
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