子供の被災の想い

小千谷市の対策本部のある市役所では、その幹部の多くが、今まで常駐していた従来の対策本部から、自らの部署に戻り、それぞれの担当の緊急的な対策の対応に追われています。
私の関与する教育関係でも、早期の市内小中学校の再開を目指し午前中検討会議が開かれました。しかし、未だ、水道が普及せず、避難民が校内にいる学校も多く、また、授業再開するにも校舎が危険な学校もあり、その再開へ向けては、多くのハードルが存在します。しかし、街全体が、厳しい状況ながら前に向けて走り始めています。
昨夜、友人の紹介で私の三人の子供がFM東京の電話インタビューを受けました。
その質問の中に「今回地震を受け、改めて大切だと思ったことは?」との問いに、小3の末っ子が「電気、水道、そして地震の時、僕を守ってくれたお母さん」との答えに、傍で聞いていた家内は号泣していました。私が留守して一人で三人の子供を守った、被災した時の辛い想いが、彼女の頭の中を廻ったのだと思います。今回の地震には、被災を受けた一人一人それぞれのドラマがあります。
by kura0412 | 2004-11-01 14:18 | 中越

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