『補正予算の成立により、菅内閣は「一息ついてという」形になります。』

第一次予算案

石破 茂 です。
第一次補正予算と財源確保法案が本日の衆議院本会議で可決し、参議院に送付されました。
本政府予算案は、
①子ども手当、農家戸別所得補償などの所謂「ばら撒き政策」については見直しがいまだ不十分である。
②基礎年金の国庫負担部分引き上げのための財源を流用することは認めるべきではない。
③それらの見直しもなされず、財源として復興債を発行しないことは適切ではない。
等々、特に歳入面で多くの問題が指摘されますが、歳出は瓦礫の処理、仮設住宅の建設、被災地自治体や中小事業者への資金的な対応など緊急を要するものがその内容であるため、最終的に自民党として予算案に賛成するとの結論に達しました。

昨夕、民主、自民、公明の三党政調会長間で確認された文書の内容の概要は
①子ども手当などの制度的な在り方、税制改正法案の扱いについて各党で早急に検討を進める。
年金臨時財源については第二次補正予算編成の際に見直しも含め検討を行う。
これらを前提として特例公債の発行を可能とする法案について各党で真摯に成立に向け検討を進める。
②復興財源については歳出の削減とともに復興のための国債の発行等により賄い、従来の国債と区別して管理し、償還を担保する。
③社会保障改革と税制改革の一体的検討につき政府・与党は実行可能な案を可及的速やかかつ明確に示し、国民の理解を求める。
とのものであり、この確認により財源確保法案についても賛成することとなった次第です。
この確認は実は多くの内容を含んでおり、今後この存在が大きく各場面で影響することになりましょう。

補正予算の成立により、菅内閣は「一息ついた」という形になります。実に不愉快なことですが、一方において世論調査では「菅内閣即時退陣」を求める声は二割程度しかなく、「年内一杯まで続けるべき」とするのが二割強、「来年九月の民主党代表任期満了まで続けるべき」という意見が三割もあるのです。
民主党内で「ポスト菅」の有力候補が見当たらないことが、「他に適当な人がいない」との消極的支持理由になっており、自民党の支持率は確かに民主党より10ポイント程度高いのですが、解散が当面行なわれない状況では如何ともしがたく、ただ閉塞感のみが漂います。
民主党の政策に自民党の考えを極力反映させるしか当面の手はありません。
多くの方はご不満でしょうし、そのことは十分に承知していますが、今この作業を地道にこなすことなく、ただ徒に政局に走ることは決して良い結果をもたらさないのだと自分に言い聞かせる他はありません。
とにかく少し疲れました。
五月一日はフジテレビ系の報道2001生出演。
三日、四日は女川町、石巻市の被災地で現地をよく見、できる限り切実な声を聴いてきたいと思っております。

【石破茂衆議院議員ブログ】
by kura0412 | 2011-05-06 12:41 | 政治 | Comments(0)