日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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本来ならば替わる場面ではないのですが

「住めない」発言問題で露呈した菅内閣低支持率の病根

物議を呼んだ「住めない」発言
事実であれば許されることではない

4月13日、菅直人首相と松本健一内閣官房参与との会談内容が問題化し、官邸はその火消しに大わらわとなった。
首相に面会した後、松本氏は、首相が福島第一原発の「周囲30キロ、場合によっては30キロ以上のところも、10年、20年住めないことになる。再び住み続けるのは不可能だ」と語ったと記者団に話した。
ところが、菅首相は夕方に「私が言ったわけではありません」と松本発言を否定。その松本氏も「地元の人々が住めないと考えているだろうという私の推測だった」と発言を撤回した。また、松本氏は、首相の発言が報道されたのを受け、首相から訂正するよう求められたことを明らかにした。(14日朝日新聞)
首相発言が事実であるとしたら、被災者や避難者には耐えがたいこと、許せないことだ。
1日も早く住み慣れた地域、住み慣れた家に帰ることを願い、そうなることを信じて辛い避難生活を送っている。言わば、元の生活に返る決意が現在の生活に耐える力を生み出している。首相が「帰れない」と明言すれば、今を耐える力も消え失せてしまう。
“計画避難”を指示された飯舘村の菅野典雄村長が村民を前に、「何と心ないことを言うのか」と首相への怒りをぶちまけたのも無理はない。
大半の人はこの報道に接してこう思うだろう。
おそらく首相発言は事実だろう。それを松本氏が明らかにして問題化したので、否定せざるを得なくなった。「私が言ったわけではありません」という首相の発言は、首相が松本氏の言ったことにしようとしている。松本氏に責任を押しつけるものだ。
松本氏も「首相から訂正するよう求められた」と言うことは余計なこと。首相から言われなければ訂正もしなかったことになる。

なぜ首相との会談内容が漏れるのか
露呈した首相に対する忠誠心の乏しさ

おそらく、この一件は事実とかなり違うものだろう。菅首相が実際にその種のことを言っているにしても、帰れるように最大限の努力をして、万が一そうならない場合のことを考えて発言したと受け止めることもできる。
だがこの一件は、もっと深く、政権のもろさ、危うさをさらけ出しているのではないか。
なぜ、これほど首相との会談内容が物議をかもすのか。それが問題なのである。
要するに、官邸から重要なことがどんどん漏れるのだ。他の内閣でも同様のことがあるが、これほどひどくはない。
このことは、首相とその周辺に強い信頼関係が成立していないことをうかがわせる。もしも首相に対する信頼感、忠誠心があれば、余計なことは言わないもの。必要以上に会談内容が漏れるのは、首相に対するまわりの忠誠心がきわめて乏しいことを示している。
実は、菅首相、菅内閣の低支持率の根本的理由はそこにある。
人を信頼しなければ人から信頼されない。それを首相が理解しなければ、これからも発言内容が漏れて窮地に立つだろう。
首相が補佐官や参与を大量生産しているのは、人材を使い捨てているようにも見える。そんな首相の性格や体質を、一般国民まで知り尽くしてしまったから支持率の低迷は止まらないのだ。

【DAIAMOND ONLINE・田中秀征政権ウォッチ】


サンデー時評:菅さんは辞めてもらうしかない

〈国難来る〉という険しい雰囲気のなかで、日本国中、かつてなく落ち着きがない。浮足立っている。
3・11からの約一カ月、多くの人に会い意見をかわした。ほぼ共通しているのは、「この難局をしのぐのに、菅(直人)首相ではだめだ」という主張だった。その声が次第に強くなっていく。
国をあげて国家的危機を乗り越えようとしている時に、最高指揮官が不適任ということになれば、国民にとってこれほど不運、不幸なことはない。嘆いているばかりでなく、なんとかしなければならない場面だろう。

とにかく、余震疲れ、情報疲れ、風評疲れ、テレビ疲れと、やたら疲れが重なるなかで、被災者の方々以外にも体調不良の人が増えているという。こんな時こそ、トップリーダーは安心感を与えてくれる、頼りがいのある人物でなければならないが、菅さんは情けないことにまったくの逆イメージになってしまった。
先日も、「あの防災服姿は一体なんだ。背広でいいのに、幼稚なパフォーマンスじゃないか。防災訓練の時ならいいかもしれないが、いまは真剣勝負だよ。世界中に『防災服の菅』の映像が流れたために、日本は沈没寸前のような印象を与えてしまった。まだそれがわかっていない。危機に臨んでも、自分の人気を優先している。かつてカイワレをむしゃむしゃ食べた時とまったく同じだ。
三度の現地視察にしても、周りが反対しているのに、『行く』と言ってきかないらしい。これもパフォーマンスだ。総指揮官は奥に構えて全体状況を的確につかみ取らなければならない。局部的に見たからといって、わかるものじゃない。危機管理の初歩的なことがわかっていないから、始末が悪い、まったく」とマスコミ界の長老が息まくのを聞いた。私も同じ感じで菅さんの言動を注視してきた。この人には、何か大事なものが欠けているのじゃないか。

言葉にもそれが表れている。東日本大震災一カ月を機に行われた菅さんの記者会見(四月十二日)を聞いて、私は愕然とした。菅さんは冒頭でこう言ったのだ。
「いよいよ復興に入らなければならない。復興によって生み出される社会の姿について、三つの考え方を申し上げたい。第一は自然災害に対して強い地域社会をつくること。第二は地球環境と調和した社会システムを構築すること。第三には弱い人に優しい社会をつくり上げることだ。……」
マンネリ学者でもこんなありきたりのことは羅列しない。三つの考え方は特に異論を挟むことではないが、当たりまえすぎて、被災者のみなさんの胸には何も響いてこない。それを何のてらいもなくテレビカメラの前で述べる菅さんは、やはりおかしい。

◇言葉に迫力と深みなく 平凡すぎて戦時向かず
この危急存亡の時、言葉に迫力と深みがなさすぎるのだ。どんな決意で何をしようとしているのか、最高指導者として言葉を厳選し、熱意を込めて語り、聞く人の心をとらえなければならないのに、それがまるで抜け落ちている。いまの日本は平時でなく戦時、それも甚だしく苦戦を強いられているが、菅さんは平凡すぎて戦時向きでない。闘将の資質に欠ける。このままでは、〈二度目の敗戦〉になりかねないのだ。
だから、菅さんには退場してもらったほうがいい、と私は思う。多くの人が同じように願っている。菅さんがそれを知らないはずはないが、「一生懸命やっているんだが」と親しい学者にぼやいたそうだから、自発的辞任は当面考えられない。ではどうすればいいのか。

先週、某民放テレビのバラエティー番組で、ある政治学者が、「鳩山さん(由紀夫)は最低、菅さんは最悪の首相だ。即刻辞めてもらいたい」と声を張り上げていた。
ああ、こんなつるし上げみたいな品のないやり方では、できるものもできなくなる、と思って観た。菅さんは民主党が選んだ首相であり、民主党を第一党に押し上げたのは私たち有権者、というわかりきった事実を横に置くわけにはいかない。私たちの不明を恥じるのが第一である。

さて、震災政局のさなか、首相交代の動きになれば、こんな時期にまたぞろ権力闘争か、と批判を浴びるのは避けがたい。政治休戦のまま超党派で復旧・復興に結集できればそれがいちばん望ましいが、菅さんの貧弱な指導力のもとではもはや困難ということだろう。批判を覚悟で与野党が〈菅おろし〉に踏み切ることができるか。方法はいろいろある。
なりをひそめていた民主党の小沢一郎元代表も、好機到来とみたのか、倒閣への行動を再開した。直系議員グループに配った(四月十三日)菅批判文書によると、小沢さんは、〈地震、津波による被災者の方々への対応は遅々として進んでいない。また、福島第一原発事故の初動対応の遅れをはじめ、菅総理自身のリーダーシップの見えないままの無責任な内閣の対応は、今後さらなる災禍を招きかねない状況となっている〉
と決めつけている。あからさまな退陣要求だ。菅さんはそう言われても仕方ない。
だが、いずれ刑事被告人の席に座ることが決まっている小沢さんが、党員資格停止中の身でありながら、倒閣に走るのは筋が通らない。民主党政権を失速させた第一の責任者が小沢さんと鳩山さんであることも忘れてはならない。

「菅に辞めてもらうとしても、あとがいない」という声もしょっちゅう聞いた。しかし、この人こそ、という最適任者がいないだけで、私がこれまで耳にしたのは、亀井静香国民新党代表、岡田克也民主党幹事長、野田佳彦財務相、谷垣禎一自民党総裁らである。
首相というポストばかりは、イスに座ってみないと適・不適がわからないところがある。菅さんも就任前は期待があったが、座るとボロが出てきた。後継難は確かだが、もはや贅沢を言っているゆとりがない。

【毎日jp・岩見隆夫コラム】



菅首相への苛立ちが日に日に大きくなっています。
本来ならば替える場面ではないのですが、替わらなければ復旧、復興の原点であるリーダーを先頭に一致団結という機運が産まれてこないようです。
by kura0412 | 2011-04-22 12:18 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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