政府の指揮命令系統が未だ構築されておらず

日医が被災地に医療用薬を空輸- 20日には現地に

日本医師会災害対策本部は3月19日、東日本大震災の被災者に向けて医療用医薬品を発送した。空路で宮城空港(仙台市)、花巻空港(岩手県花巻市)に運ばれ、20日中に被災地に届けられる見通し。
日医が日本製薬工業協会(製薬協)を通じて、被災地域の医師会から要請があった医療用医薬品のメーカーに寄付を求めて実現した。

19日午前には各メーカーの医薬品を積んだトラックが続々と日医会館(東京都文京区)前に到着。同会館内で日医職員や学生ボランティアらによって宮城行き、岩手行きに仕分けされ、輸送トラック3台(4トン1台、2トン2台)に詰め込まれた。トラックは正午にパトカーに先導されて米軍横田基地に向けて出発した。
日医の原中勝征会長の説明によると、米軍機によって仙台空港、その後花巻空港に空輸された後、各県医師会を経て市郡医師会から被災地に届けられる。
製薬協によると、日医から要請があったのは18日だった。製薬協の伍藤忠春理事長は「いつ要請があってもおかしくない状況だったので、会員各社で綿密に擦り合わせを行っていたため、間に合った。全力で対応した」と語った。

日医会館には足立信也参院議員も駆け付けた。足立議員は「今回は製薬業界、卸業界、日本医師会、学生ボランティアの連携による自発的な活動であり、安全に届けられるように警察、自衛隊を動員して手助けする。早く政府の指揮命令系統を構築できるように努力する」と述べた。

【2011年03月19日 15:35 キャリアブレイン】



日医がリードしてのこの対応は素晴らしいと思います。
しかし、その裏を返せば、医薬品を被災地に届けることが最優先課題でもあるにも拘らず、政府がそれを実行していなかったことを示します。そして足立議員が言及しているように、政府の指揮命令系統がいまだに構築されていないことも分かりました。
by kura0412 | 2011-03-20 09:27 | 地震

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by kura0412