日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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グレーのカバーを被されたまま

政倫審:小沢氏問題長期化 首相の「失望解消」棚上げも

民主党の小沢一郎元代表=衆院第1議員会館で2010年12月28日、小林努撮影 民主党の小沢一郎元代表の国会招致をめぐる問題で20日、岡田克也幹事長が衆院政治倫理審査会(政倫審)への招致議決を断念する考えを示したことで、小沢氏の国会での説明の早期実現は困難になった。執行部は近く予想される小沢氏の強制起訴時に離党勧告を含めた処分を検討し、小沢氏問題を決着させたい考えだが、年頭所感で「政治とカネの問題に対する失望を解消する」とした菅直人首相の国民向けの約束は棚上げになりそうだ。

岡田氏は党役員会で、小沢氏の申し出がない場合には国会開会前の招致議決を含めて一任を取りつけていた。首相も4日の年頭記者会見で「小沢氏に国会できちんと説明してほしい」と明言し、強硬姿勢を貫いてきた。
しかし、これまで繰り返し国民への説明責任を求めながら、一転して政倫審見送りの姿勢に転じた執行部が批判を浴びる可能性がある。20日午前、国会内で安住淳国対委員長と会談した政倫審の土肥隆一会長は「政倫審として要請したのをけられたんだ。すぐ議決しろ」と迫り、執行部の方針転換に不満を隠さなかった。
執行部の方針転換の背景には、野党から問責決議を受けた仙谷由人前官房長官らが交代したことで通常国会審議入りの環境が整う中、野党が「茶番」と酷評する民主党の単独議決に踏み切れば新たな対立を生むとの警戒がある。安住氏は20日の毎日新聞のインタビューで「自民党、公明党と国会が始まる前から対立してもやる価値があればいいが、予算審議への影響というリスクが大きすぎる」と語り、国会対策を優先させる考えを示した。
小沢氏には強制起訴が迫っている。裁判と並行する形で、偽証罪にも問われる証人喚問を迫ることには党内にも慎重な意見が強い。党幹部は「民主党から証人喚問を持ち出すことはない」としたうえで、「小沢氏が党代表(首相)の言うことを聞かないということをどう考えるか。強制起訴にあわせて役員会で議論する」と語った。
執行部は小沢氏問題の処理の舞台を国会から強制起訴へと移し、国会招致を断念する代わりに強制起訴時の厳しい対応で政権の姿勢を示す方針に切り替え、民主党としての「けじめ」としたい考えがにじむ。

これに対し、自民党など野党は証人喚問要求を強める構えだ。小沢氏が強制起訴された場合も、「国会での説明責任は別問題」だとして、同氏の議員辞職勧告決議案提出も視野に菅政権を揺さぶろうとしている。
自民党国対幹部は20日夜、「(政倫審招致を)議決しようとすること自体がナンセンス。民主党はわざと引き延ばしたと言われても仕方がない」と指摘。公明党の山口那津男代表は毎日新聞の取材に対し、小沢氏の喚問を示唆した岡田氏に「二転三転ぶりをみると、本当にそうなるのかどうか」と疑問を呈した。
民主党が予算審議への影響を招致議決見送りの理由に挙げたことへの反発も強い。野党は小沢氏招致を審議入りの条件にしておらず、自民党の谷垣禎一総裁は20日の記者会見で一蹴。山口氏も会見で「責任転嫁の最たるものだ。小沢氏も民主党も自浄作用を果たす大きな責任がある」と不快感を示した。

【毎日jp】



これで小沢一郎元代表は、証人喚問も強制起訴となり行われず、グレーのカバーを被さられたまま、その長期化が予想されている判決が下るまで政治活動をすることになります。ひよっとすると「非小沢」でひと括りする可能性もあるかもしれません。
by kura0412 | 2011-01-21 11:38 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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