通常国会での主役(与謝野大臣)のコメント

国務大臣(経済財政政策・少子化対策・男女共同参画担当社会保障・税一体改革担当) 就任記者会見要旨

1、発言要旨
このたび内閣府特命担当大臣を拝命いたしました与謝野馨でございます。私の担当は、経済財政政策、少子化対策、男女共同参画でございます。あわせて内閣の担当大臣として、社会保障税一体改革の担当も務めることとなりました。
本日の閣僚就任につきましては、色々なご批判があるとは思っておりましたけれども、税制改革あるいは、社会保障の持続性確保等はこの10年来、私が心血を注いできた仕事でございまして、菅総理もこの二つの問題に並々ならぬご決意を持っておられるということで、私も進んでこの役職をお受けすることといたしました。関係者は多数おりますので、一歩ずつコンセンサスづくりに努めて参りたいと思っております。以上です。

2.質疑応答
大臣は著書で民主党政権が日本経済を破壊するとまでおっしゃっています。そうした大臣が菅内閣に入ることについて承知の上だとおっしゃっていますが、なかなか理解を得られないのではないでしょうか。

与謝野 : それは、財政の状況をこのまま放置しておきますと、金利が金利を呼ぶという、また金利が借金の残高を増やしていくという、ストックの面でも非常に大きな障害がおきます。またフローの面ではやはり予算の中の、今年の予算でいえば税を超える財源が国債発行によって調達されていると、こういう不健全な状況というのは長く続ければ、必ずや長期金利は上昇しますし、日本に対する国際的な信任も失われると、こういうことで財政が経済に大きなダメージを与えるということになる、あの本の中で私が主張したかったのは、やはり財政の規律というものを回復しなければならない、これは自民党時代から申し上げていることで、自民党時代には一定のレールは敷くことができましたけれども財政の悪化を食い止めることは出来なかったという思いがありますので、今回、参議院選挙前にして菅総理が敢えて消費税に触れられたという意気に感じて閣僚に就任した次第でございます。

税と社会保障の与野党協議について伺います。民主党はこれまでマニフェスト等で揚げてきました年金の保険方式、あるいは年金の一元化については野党から批判が多いわけですが、与野党協議をスムーズに進めていく上で前提として民主党のマニフェストを修正する必要があるとお考えか、あるいはその部分は踏まえて一定の合意を得ることが可能とお考えか。

与謝野 : 給付については色々な案が出されています。民主党だけではなく例えば読売新聞社が作られた案、あるいは日経新聞が作られた案、色々なものがあります。それぞれ一長一短がありまして完璧なものはないと私は思います。特に給付のほうの制度設計は比較的容易ですけれど、給付に見合う財源をどこで見つけるかということは、どの案をとっても難問であると私は思っております。麻生内閣の最後の段階で安心社会実現会議というのを作りました。色々な方にご参加をいただいたのですが、その時の報告書の基調というものは民主党政権下でも受け継がれていると思っておりました。敢えて言えば社会保険方式というものを前提としていると理解しております。全額税方式、あるいは、最低保障年金、色々いいアイデアがありますけれど、年金改革を行うにあたっては制度移行が35年も40年もかかるというものに現実性があるのかという問題もありますし、またすべて税方式ということになりますと、膨大な財政需要がでてまいりまして、それが実現可能かとか。年金の問題は国民の多くの方が関心を持っておられますので、全ての今まで出された案、民間の案を含めて総合的に検証する必要があると私は思っております。

大臣は著書のなかで、民主党の子ども手当ですとか、そういった政治のバラマキを批判されてきました。今回内閣に入るにあたって、こういった今まで批判されてきた民主党の政策に対してどういうスタンスで臨まれるのでしょうか。

与謝野 : 我々も麻生内閣でつくりました、第二次補正予算の中で、いわゆる子ども手当に非常に似たものを導入いたしました。そのときの説明は、やはり必要な政策効果があるという説明をし、そういうことがあるという確信のもとにやったわけです。 民主党の子ども手当というものは、やはりそういう政策効果、効果に対する確信というものは、導入当初は十分説明されていなかったと私は思っております。

税と社会保障の改革と、雇用も含めて経済財政運営というのは、玄葉国家戦略大臣とも役割がかぶっているところが多いと思うですが、そのへんの役割分担というのはどのようにお考えでしょうか。

与謝野 : それは、仕事は―人でやるのではなくて、やっぱり協力しながらやった方がよく進むと思っておりますので、玄葉大臣とは十分すぎるほどの連絡をとり、緊密な連携のもとに総理の言われている目標に向かって進みたいと思っております。

東京1区で、いつも選挙で戦われた海江田さんと、今度同じ内閣で政策を推進することになるのですが、このことで与謝野さんのご所感はいかがなものでしょうか。

与謝野 : 海江田さんも有能な方なので、経済産業大臣にこのたびご就任されましたけれども、経済産業省はTPPをはじめ、非常に重要な政策課題を抱えておられるので、必ずや海江田さんは色々な政策課題をうまくこなしていかれると私は信じておりますし、その点については選挙の競争関係とは別にエ一ルを送りたいと思っております。

【与謝野馨衆議院HP】



通常国会で野党の標的となり、また、論戦の主役となる与謝野大臣の大臣就任記者会見でのコメントです。
by kura0412 | 2011-01-20 17:22 | 政治 | Comments(0)