日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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何でもありの前兆か

揺れるたちあがれ日本、「野合批判」を懸念

菅首相による連立政権参加打診に対し、たちあがれ日本は賛否両論で揺れている。
拉致問題の解決など同党が掲げる政策実行にプラスになるとの積極論がある一方で、「野合批判」は免れないとの消極論があるからだ。自民党などほかの野党には、野党共闘の枠組みが崩れかねない事態を憂慮する声もあがっている。

◆分裂含み?
民主党の岡田幹事長と22日に会談した、たちあがれ日本の平沼代表と与謝野共同代表は、24日までに同党の主要議員に会談内容を伝えた。党内では「平沼氏や与謝野氏は前向きに受け止めているようだ」との見方が広まっている。ただ、園田幹事長は24日夜、「(連立は)あり得ない」と明言。別の幹部も「受け入れないだろう」との見通しを明らかにした。
同党は、参院で仙谷官房長官、馬淵国土交通相に対する問責決議に賛成した。現状では民主党の小沢一郎元代表の国会招致問題も未解決だけに、参院議員の一人も「大義名分がない。このまま連立したら党が持たない」と語った。
もっとも、11月に首相公邸で菅首相と会談した与謝野氏は、菅政権と協調し、財政再建などの難題に対処すべきだとの考えを抱いているとされる。所属議員がわずか6人のたちあがれ日本は、今後の路線を巡り、党分裂の可能性も出てきた。

◆野党は批判
自民党は、民主党によるたちあがれ日本への連立打診を「菅政権がいよいよ追い詰められた証拠だ」(幹部)と受け止めている。石破政調会長は24日、記者団に「民主党が全く理念の違うたちあがれ日本に声をかけるのは支離滅裂だ」と批判した。
ただ、自民党は通常国会で野党が結束して菅政権を追い詰め、早期の衆院解散・総選挙に持ち込むことを国会対応の基本戦略としているだけに、民主党やたちあがれ日本の今後の動きを注視している。かつて自民党に所属していた与謝野氏は、親しい自民党議員にも協力と理解を求める働きかけを強めているとの指摘もあり、党執行部は与謝野氏に呼応した党内の動きも警戒している。
公明党の山口代表は24日夜、記者団に「他党のことを特に申し上げることはない。公明党には私の知る限り、(連立の打診は)全くない」と語った。同党は当面、事態の推移を見守る構えだ。
新党改革は、舛添代表が記者会見などで繰り返し政界再編に意欲を示してきた。ただ、舛添氏は24日、同党が参院でたちあがれ日本と組んでいる統一会派について、「与党入りなら会派は解消する」と述べた。
みんなの党の渡辺代表は「理念、政策、大義が全く不明な数合わせ」と批判。民主党から政権運営への協力を打診されている社民党も、「どんな理念で何をやりたいのか分からない」(幹部)と冷ややかに見ている。

【YOMIURI ONLINE】



誘う方も誘われた方もどんな大義があって、何を目的したものなのか全く分かりません。
逆に考えると、どんな組み合わせもある今後の政局の前兆かもしれません。
by kura0412 | 2010-12-25 11:20 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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