あるのか菅首相の秘策は

2閣僚問責、菅首相は一層窮地に…政権に暗雲

仙谷官房長官の問責決議が可決され拍手する自民党議員ら=冨田大介撮影 菅政権が最重要と位置付けてきた2010年度補正予算が26日夜、ようやく成立した。
ただ、政権の要である仙谷官房長官や、馬淵国土交通相への問責決議が参院で可決され、低支持率にあえぐ菅首相は一層窮地に追い込まれた。政権安定のために模索していた公明党との連携強化も果たせず、逆に政権と同党との距離は広がった。政権の先行きには暗雲が立ちこめている。

仙谷長官は26日深夜、自らの問責決議が可決された後、記者団に今後の対応などを聞かれると、険しい顔つきで「ノーコメント」と述べただけで、一切の質問を遮り、国会を後にした。馬淵国交相も問責決議可決後の27日未明、無言で国会を後にした。
過去に問責決議が可決した例は、自民党の額賀福志郎防衛長官、福田康夫首相、麻生首相の3氏だけで、それぞれ事情は異なるものの、3氏とも問責決議の可決後、次の国会まで続投することができず、辞任に追い込まれた。仙谷長官、馬淵国交相がこのまま来年の通常国会まで留任すれば、初のケースだ。菅首相は仙谷、馬淵両氏への問責決議可決を事実上、無視する考えだが、民主党内には「世論の批判にどこまで耐えられるだろうか」と懸念する声が少なくない。
野党も、問責決議可決後の通常国会のシナリオを完璧(かんぺき)に描けているわけではないが、自民党などは、少なくとも仙谷長官と馬淵国交相の出席する委員会での審議には応じない方針だ。
このため、民主党執行部の一人は「菅政権は何をやってもダメだ。年明けにでも内閣を改造し、リセットした方がいい」と語る。仙谷、馬淵両氏だけでなく、防衛省の通達問題などで批判を浴びた北沢防衛相や、北朝鮮の韓国砲撃当日に警察庁に登庁しなかった岡崎国家公安委員長らも含めて大幅な改造を行い、心機一転、やり直すべきだとの考えを示したものだ。
もっとも首相側近議員は「菅さんはそんなことは考えてない」としている。内閣改造は支持率を向上させる効果が期待される一方、入閣できなかった議員の嫉妬(しっと)を買うなど求心力が逆に低下する危険性もはらんでいる。このため、首相も内閣改造断行には慎重にならざるを得ないとみられる。

政権の先行きには波乱要因が待ち受けている。
通常国会では、2011年度予算案のほか、予算関連法案、年度内に成立させる必要がある「日切れ法案」などが最重要課題となる。予算案は参院送付後、30日経過すれば、憲法の規定で自然成立となる。予算関連法案などは、野党が審議を引き延ばした場合、参院送付から60日経た上で、衆院で再可決させる必要があるが、与党は再可決に必要な3分の2の議席を衆院で持っていない。野党が予算関連法案などの成立と引き換えに首相退陣を求める可能性もある。
さらに、首相は「内憂」も抱える。首相と距離を置く小沢一郎元代表のグループは活動を活発化させている。小沢氏の側近議員は「今は黙って政権が失態を犯し、転んでくれるのを見ていればいい」と語る。「早晩、小沢氏の息のかかった人間がのろしを上げるのではないか」という声も党内ではささやかれている。

【読売新聞】



恐らくこれで臨時国会はこのまま閉幕です。そして年内に来年度予算案が示され、これでまた国民の支持率低下に拍車がかかるかもしれません。通常国会では冒頭から空転も考えられます。
内政、外交、また与党内、対野党、どれをとっても反転できる材料が見当たりません。
あるのか菅首相の秘策は。そしてそんな政局とどう立ち向かうのか歯科界は。
by kura0412 | 2010-11-27 14:17 | 政治 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
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