日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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11月8日は獣医もPR

犬も歯が命 高齢化で歯周病増加 いい歯の日

少子高齢化が深刻化する中、ペット犬の世界でも高齢化が進み、深刻な病気につながりかねない「歯の老化」を予防する取り組みが人気を集めている。人間でいえば40代半ばにあたる7歳を超えるペット犬が全体の半数近くに達し、青年期にあたる3歳以上の犬の約8割が歯周病にかかっているというデータも。8日は「いい歯(11・8)の日」。犬の歯科検診や歯磨き教室を行う動物病院も増えており、獣医師らは「ワンちゃんにも歯磨きの習慣を」と呼びかけている。

「歯磨き習慣を」教室続々
「最初はガーゼで優しく口内をマッサージして、徐々に歯ブラシを使っ…」。2日、大阪市淀川区の「みゅう動物病院」で開かれたペット犬の歯磨き教室。看護師が参加した飼い主5組にアドバイスした。
愛犬の口を開き、懸命に歯を磨こうとする飼い主たち。だが、初めての経験に犬も嫌がってなかなかいうことをきかない。看護師は「うまくできたら褒めてあげて。徐々に慣らすと、表面や裏側も磨けるようになりますよ」と助言した。
社団法人・ペットフード協会の平成21年度の調査によると、全国の飼育犬1232万2千匹のうち、シニアとされる7歳以上の犬は45・8%。高齢化に伴い、歯周病の犬も増えている。歯周病は、放置すれば心臓や腎臓の疾患にもつながりかねないという。
同病院では、10月から毎週、犬の歯科検診と歯磨き教室を始めた。犬の場合、歯が悪くなるスピードが人間より早いため、早期から歯磨きを習慣化させる必要があるという。獣医師の栗﨑聡さん(32)は「高齢化に伴い、予防の重要性も高まっている」と話す。
愛犬の健康を守るデンタルケアに、飼い主も真剣だ。2歳のポメラニアンと参加した淀川区の会社員、常世昌志さん(39)、悦子さん(42)夫妻は「歯肉炎になりかけていると診断され、心配。大事な家族なので、一緒に歯磨きを頑張っていきたい」。
栗﨑さんは「今はペットが家族の一員となり、ケアに関心が高い。愛犬と長く一緒に生活するためにも、根気よく続け、習慣化してほしい」と話す。

飼い主の介護疲れ深刻
ペット犬高齢化の背景には、愛犬を家族の一員ととらえ、年老いた犬でも献身的に介護する飼い主の増加がある。その半面、足腰や視力が弱って寝たきりになったり、認知症で徘徊(はいかい)や夜鳴きを繰り返したりする犬も増加。飼い主の介護疲れが深刻化し、高齢犬のデイケアサービスなどのビジネスも生まれている。
総務省によると、飼い主世帯がペット関連で支出した昨年の平均額は、前年比4・6%増となる1万8323円。データのある平成2年以降、過去最高を記録した。一方、犬猫の飼育数は、16年に15歳以下の子供の総数を追い抜いた。
ペット犬の高齢化を受け、紙おむつや足に装着する歩行補助器など、専用の介護商品も次々と登場。販売を手がける「ヤマヒサペットケア事業部」(大阪市)によると、売り上げは年々右肩上がりで、昨年度も前年比2割増だった。同社は「今後もニーズは増えるはず」とみている。

一方、大阪府熊取町の泉南動物病院では2年前から、高齢犬を預かって介護するデイケアサービスを開始。寝たきりの犬の場合、一定時間ごとに身体の向きを変えたり、食事や排泄(はいせつ)、入浴などを行う。
大型犬で介護が大変だったり、外出のため介護ができないケースに利用されるといい、獣医師の宮崎絢さん(31)によると「飼い主には最期まで世話をしたいという強い思いがある。長期の介護は大きな負担になるため、必要性は高まっている」という。

【産経関西】



犬が歯は命なら人も歯が命です。
歯科医師が犬の歯周治療して収入を得ることは違法ですよね。しかし、ここまでペットブームになると考えてしまいます。
by kura0412 | 2010-11-10 09:06 | 歯科 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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