立場に関係なく歯科医師もチーム医療の中に

多職種が参加、チーム医療のシンポ開催

「病院診療の質向上とチーム医療に関するシンポジウム」(日本病院会主催)が11月6日、東京都品川区の昭和大病院で開かれた。同病院の副院長で、日病の「病院診療の質向上検討委員会」の有賀徹委員長が総合司会を務め、「チーム医療の在り方」をテーマにした基調講演が行われたほか、多職種によるシンポジウムも開催。幅広い視点からチーム医療について話し合った。

基調講演を行った同委員会の栗原正紀副委員長(長崎リハビリテーション病院理事長)は、超高齢社会の中で医療が高度・細分化したことで、廃用症候群と低栄養状態による寝たきりの高齢者が増加したと指摘。その上で、急性期、亜急性期、慢性期(在宅・施設)と、ステージごとに機能別のチーム医療の必要性を強調した。さらに、チーム医療における重要なポイントとして、互いの職種を理解するコミュニケーション力を挙げ、「専門用語をいかに乗り越えるかが課題」とした。
「チーム医療とは何か?」と題したシンポジウムでは、医師、看護師、薬剤師、病院事務長と、立場の異なるシンポジストが講演した。
日本看護協会の洪愛子常任理事は、ジェネラリストの看護師の定義について、いかなる看護分野においても、これまでの経験や継続教育で習得した知識で患者をケアできることとし、「ジェネラリストが各領域のスペシャリストを活用してこそ、スペシャリストも生きてくる。優れたジェネラリストなくして、スペシャリストの活動はあり得ない」と語った。
一方、昭和大藤が丘病院の阿久津直利事務長は、チーム医療における事務職の役割として、▽客観的な立場で専門職の仕事内容を知ることができる▽病院全体の流れ(システム)をつかむことができる▽その流れを他職種に理解させることができる―の3点を挙げ、「医療行為のリーダーにはなり得ないが、コミュニケーションを取るためのリーダーにはなり得る」と強調した。

■学生時代のチーム医療の教育が重要
その後の意見交換で栗原副委員長は、医学生が在学中に他職種とコミュニケーションを取ることが重要とし、「やはり、医師は最終的にリーダー的な役割をどうしても担わざるを得ない。多職種が働きやすい構造をつくる努力をしてほしい」と要望。コメンテーターとして参加した獨協医科大越谷病院の浅香えみ子看護副部長もこれに同調し、「リーダーの育成では、看護も含めて基礎教育の段階から入れていきたい。それを臨床の中でも継続して行っていきたい」と述べた。

【キャリアブレイン】



ここで議論する多種職の中には歯科医師は入っていません。歯科医師はあくまでも医師と同等、つまり医師・歯科医師という立場での取り扱いです。
しかしながら、現実的には、そんな立場の問題よりも 歯科医師も入ってのチーム医療を考える現実的な議論を進めるべきです。
by kura0412 | 2010-11-08 14:37 | 歯科 | Comments(0)