日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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チリの口腔衛生状況が見えてきます

ビバ・チリ!落盤事故で全員生還 急性肺炎、歯の感染症も

世界中が歓喜に沸いた-。チリ北部コピアポ近郊のサンホセ鉱山落盤事故で、作業員が地下約700メートルに閉じ込められた33人の引き上げ作業は急ピッチに進み、13日午後9時55分(日本時間14日午前9時55分)、現場監督のルイス・ウルスアさん(54)の救出に成功、全員が地上に無事生還した。空前の救出作戦は事故発生から69日ぶりに大成功のうちに終わった。

現場ではピニェラ大統領らが見守る中、最後に救出されたウルスアさんが特殊カプセル「フェニックス(不死鳥)」から姿を見せると、「ビバ! チリ(チリ万歳)」とひときわ大きな歓声が上がり、チリ国旗を振る人も見られた。
ウルスアさんと抱き合った大統領は「チリはかつてなく結束し、世界でより尊敬されるようになった。作業員らは偉大な模範だ」とたたえた。
マニャリク保健相によれば、全員が病院に移った後、異常が見られない作業員は14日午後(同15日午前)にも退院できる。ただ、すでに病院で7人が集中治療室に入り、うち1人は急性肺炎にかかっており、2人が全身麻酔手術が必要なほどの歯の感染症を患っているという。

カプセルでの救助作戦は12日深夜にスタート。13日夜にかけて作業員が相次いで地上に帰還した。36~48時間を要するとみられていた救出作業は慣れるにつれて加速。トラブルもなく開始から22時間36分で完了した。
世界中が奇跡の生還に注目する一方、“あの人”の今後にも視線が集まっている。愛人の存在がクローズアップされたヨニ・バリオスさん(50)だ。地上で事態を見つめていた妻のマルタ・サリナスさん(56)は「彼女をとるか、私をとるか」とバリオスさんへのプレッシャーを強めている。
33人中21番目に救出されたバリオスさんは、近づいてきた大柄な女性と熱い抱擁を交わした。出迎えたのは、妻ではなく愛人と伝えられるスサーナ・ヴァレンズエラさん(年齢不詳)。周囲は複雑な表情を浮かべつつ、抱き合う2人に祝福の拍手を送った。地元テレビ局は「浮気な抗夫が地上に着いた」と報道した。
騒動の発端は9月上旬。バリオスさんの無事を祈って駆けつけた妻のサリナスさんは、現地で愛人のヴァレンズエラさんと鉢合わせした。結婚28年目で発覚した夫の浮気。以来、妻と愛人の“冷戦”が始まった。
サリナスさんは救出が始まる直前、メディアの取材に「彼が生きていてうれしい。神がくれた奇跡だ。ただ、私は救出現場には行きません。彼には来てくれるように頼まれたけれど、他の女性にも同じことを頼んでいたことがわかったから」と心境を吐露していた。
地元紙によると、バリオスさん夫妻は5年前から別居生活だったが、今回の愛人発覚を機に、サリナスさんは「彼女をとるか、私をとるか」と、夫に“最後の選択”を突きつけたという。
一連のバトルは世界中に報道されており、バリオスさんは“世界一の浮気男”となった。
地元紙によると、バリオスさんは作業員の中で唯一、医療行為の経験があり、地下生活中には仲間の健康管理を担当。仲間内では米FOXテレビで放送された医療系連続ドラマをもじり「Dr.HOUSE」と呼ばれていたという。しかし、インターネットの投稿動画サイトでは、今回の愛人発覚を受け、「仲間のケガは治せても自らのトラブルは解決できないドクター」といったオリジナルのパロディーソングが配信されており、騒動はまだ収まりそうにない。

【ZAKZAK】



現在の日本の状況を考えると重度の口腔感染症に罹患していることは驚きです。チリの口腔衛生事情が少し見えてきます。
by kura0412 | 2010-10-15 08:57 | 歯科 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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