決着つくまでは動けません

小沢氏、強制起訴へ 「これは仙谷の差し金だ」 生き残りかけ党内闘争再び

東京第5検察審査会の議決公表によって、ついに民主党元幹事長の小沢一郎が「政治とカネ」の問題で、刑事事件の被告になることが確定した。だが、小沢は4日夜に発表したコメントで、裁判で無罪を勝ち取る考えを表明。小沢周辺も「離党も議員辞職もない」と強調した。小沢はこの苦境を乗り越えて政治的に生き残れるのかどうか-。政界の関心が集まっている。

◆議決は代表選と同日
4日夕、東京・赤坂の小沢の個人事務所に、議決の報を聞いた前官房長官の平野博文が駆けつけた。
平野「えらい日になりましたね」
小沢「そうなんだよ。(建物の)下にマスコミがいっぱいいるらしいな」
平野「なんでこうなるんでしょう」
小沢「オレも分からない。まだ弁護士にも話してない。なんで今日なんだ」
平静を装ったのか、小沢は笑みを交えて語った。4日夜に予定されていた党代表選の「小沢選対政策班」の慰労会は急遽(きゅうきょ)、中止された。
政界では24日投開票の衆院北海道5区補選後の10月最終週に議決が明らかになるとの見方が強かっただけに、小沢周辺は「やけに早い。意図的なものを感じる」と漏らした。

議決日が波紋を呼んだ。民主党代表選で小沢が首相の菅直人に敗れた「9月14日」だったからだ。「検察審査会は代表選の結果を見て議決したのか」(小沢周辺)と疑心暗鬼は募る。
小沢は東京地検が2回にわたり不起訴処分としたため「検察審の方々も理解してくれると思う」と語っていたが、「強制起訴」が全くの想定外というわけではなかった。
「特捜部が(公判維持が難しいと)起訴できなかった。強制起訴になっても、裁判で無罪になる可能性は極めて高い」。小沢周辺は自信を示す。

小沢の処遇をめぐる、小沢グループと反小沢グループの党内闘争は再び始まっている。
4日夕、民主党役員会の終了間際、幹事長代理の枝野幸男の携帯電話に議決を知らせる電子メールが届いた。枝野が「小沢さんに強制起訴の結果が出た」と報告すると、幹事長の岡田が「そうなのか」と声を上げた。
反小沢の代表格、国対委員長代理の牧野聖修はすぐさま反応した。国会内で記者団に「自ら身を引くべきだ。(離党しなければ)離党勧告か除名処分になると思う」とぶち上げた。
これに小沢側近のベテラン議員が猛反発した。
「これは(官房長官の)仙谷(由人)の差し金だ。いつも菅がいない時に重要なことが起きる。尖閣問題から国民の目をそらそうとしている」。怒りに声はふるえていた。
小沢に近い経済財政担当相の海江田万里は4日のBSフジの番組で「(小沢が)事実を語れば無罪の判決がでると思う」と語った。前総務相の原口一博も同日、先を争うように小沢を擁護した。
小沢周辺は「今こそ、小沢グループの結束が試される。結束していれば、党執行部は、党分裂につながりかねない小沢への離党勧告や除名処分はできないだろう」と解説する。

◆政治活動に制限
裁判で判決が出るまで、小沢の政治活動に一定の制限が課せられるのは間違いない。菅政権が行き詰まり退陣する事態になっても、小沢の代表選出馬や要職就任はすぐには難しい。
それでも、小沢はグループを率いて、影響力を行使し続けるのだろうか。
結束を誇ってきた小沢グループが、「強制起訴」という新局面にどう向き合うかも問われている。=敬称略

【産経新聞】



小沢・平野会談は、まるで盗聴マイクを忍ばせたようにリアルな書き方をしています。
民主党内闘争勃発の恐れはあっても、小沢氏は当面は積極的に動けない状況になりました。
by kura0412 | 2010-10-05 08:58 | 政治 | Comments(0)