日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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今一度確認が

7公益法人が政治活動 入会や会費徴収、政治団体と一体

厚生労働省所管の7公益法人やその地方組織の会員が、本人の意思のあいまいなまま系列の政治団体に入会させられ、納めた会費の一部が特定の政党や政治家に献金などとして流れていたことが朝日新聞の調べで分かった。公共の利益のための活動を目的とする公益法人が実質、政治活動をしていたことになり、厚労省は「公益法人としては不適切な行為だ」と指摘、政治団体と明確に区別するよう改善を求めている。
7法人はいずれも業界団体の社団法人で、法人の会員(2008年現在)の90%以上が政治団体の会員になっていた。これらの政治団体は少なくとも、08年に自民党や同党国会議員に計約2億6680万円、民主党や同党国会議員に計約750万円の資金提供をしており、今回の参院選では、2団体が民主党、2団体が自民党、1団体が両党の候補をそれぞれ推薦・支持していた。

総務省届け出の政治団体を系列に抱える各省庁所管の公益法人について朝日新聞が調べた。結果、「日本歯科衛生士会」「全日本医薬品登録販売者協会」「日本鍼灸(しんきゅう)師会」「全日本鍼灸マッサージ師会」の4法人が、公益法人に入会すると、一部の地方組織を除いて自動的に政治団体の会員になり、両方の会費を一体的に徴収していた。
歯科衛生士で作る「日本歯科衛生士会」は、会員から同会の年度会費7千円と系列の政治団体「日本歯科衛生士連盟」の年度会費1千円をまとめて徴収していた。同会のホームページから入会を申し込めるが、政治団体への入会の意思を確認したり、任意性を説明したりする表記はない。日本歯科衛生士会は、同会と連盟への入会が一体となっていることを認め、「改めるように検討したい」と話した。
はり師、きゅう師で作る「日本鍼灸師会」と、あん摩マッサージ指圧師らで作る「全日本鍼灸マッサージ師会」は今年3月末まで、法人と政治団体の会費をまとめて徴収していたが、政治団体の会費については任意で口座に振り込む方法に変更した。両法人の事務局は「公益法人改革の流れを受け、政治団体との区別を明確にした方が良いと判断した」と説明する。
このほか、「日本薬剤師会」「日本柔道整復師会」「日本栄養士会」の3法人も、都道府県ごとの地方組織の一部で、政治団体への入会と会費の徴収の手続きを一体として実施していた。各法人は「団体と区別する方向で検討したい」としている。
厚労省は「公益法人は公共の利益のための存在で、政治団体と一体となった活動は不適切で、しっかり峻別(しゅんべつ)・改善すべきだ」と話している。

【asahi.com】



公益法人改革でこの種の規程は非常に厳しくなっています。既に、殆どの歯科医師会、連盟は改善されているようですが、今一度確認をする必要があるかもしれません。
by kura0412 | 2010-07-20 08:58 | 政治 | Comments(1)
Commented by kura0412 at 2010-07-23 16:34
衛生士会の話は事実と違うような情報が入っていきました。
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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