波乱の序曲が

【参院選】ねじれ再び…首相立ち往生か 議長ポスト狙う野党、問責決議も視野

選挙の大勢が判明し、民主党開票センターで会見する菅直人首相=12日未明、東京都千代田区のホテルニューオータニ(酒巻俊介撮影) 参院で与党が過半数を割り込んだことで、衆参ねじれが再び生じることになった。7月末の臨時国会で自民党など野党が参院議長ポストを押さえて主導権を握れば、郵政改革法案など重要法案の審議は軒並み滞る。首相に対する問責決議案が可決する公算も大きくなり、菅直人首相は早々に立ち往生しかねない。

国会法の規定では、改選議員の任期が始まる7月26日から30日以内に臨時国会を開き、参院の正副議長の選出や議席の確定を行わなければならない。政府・民主党は1週間ほどで閉会する方針だが、ねじれを受け、冒頭から混乱する公算が大きい。
民主党が参院での主導権を握るためには、みんなの党や公明党などを念頭に連立工作を進めて過半数を回復しなければならないが、両党はすでに連立に消極的な姿勢を示している。このため、民主党は政策ごとに他党と提携するパーシャル(部分)連合に事態打開の望みをつなぐことになりそうだ。

自民党は議長ポスト奪取に向け、野党共闘を画策する。共産党が同調するかどうかがカギとなるが、議長ポストに加え、議院運営委員長まで野党が押さえれば、民主党は参院運営の主導権を完全に奪われる。
首相に対する問責決議案も野党の思惑通りにいつでも可決できるようになる。たとえば秋の臨時国会で首相の問責決議案が可決されれば、首相はそれ以降は参院本会議出席さえままならなくなる。
そうなれば国民新党が最重視する郵政法案の成立は絶望的となる。首相は、国民新党の亀井静香代表と6月11日に「郵政法案を臨時国会の最優先課題として速やかな成立を期す」との覚書を交わしており、批判は免れない。

社民党との関係修復も難しい。8月末までに米軍普天間飛行場移設問題で辺野古崎(沖縄県名護市)の滑走路の工法などを具体化しなければならないからだ。「県外移設」を求める社民党は当然承服しない。
平成19年の参院選で自公政権が過半数割れした際、小沢一郎前幹事長や鳩山由紀夫前首相らは「直近の民意はわれわれにある。憲政の常道に従い、政権運営を譲るか、衆院を解散すべきだ」と主張した。主導権を得た参院では慣例を無視した国会運営を続けた。今後はすべてブーメランのように民主党に返ってくる。

【産経ニュース】



民主党党内での執行部への責任問題と共に、まず、参議院議長ポストの人選がこれからの波乱の政局の序曲となりそうです。
by kura0412 | 2010-07-12 12:53 | 政治 | Comments(0)