日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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選挙後政局は一気に不透明感が漂うか

参院選、政局にらみ最終攻防 民主内、募る首相への不満

民主党政権の中間評価となる第22回参議院選挙は11日に投票、即日開票される。民主党は菅直人首相(党代表)が改選議席以上の「54プラスアルファ」を目標に掲げるが、終盤で苦戦。対する自民党など野党は「与党の過半数割れ」を目指し、衆参各院で多数を取る勢力が異なる「ねじれ国会」の再現に向けて攻勢をかける。公示直前の菅首相の「消費税10%」発言で始まった与野党攻防は、それぞれの勝敗ラインを懸けて、最終日を迎える。

「私が消費税のことに触れたことが、何かすぐにでも消費税を引き上げるんではないかという心配につながったのかな、と」
首相は9日、遊説先の山形県天童市で民主党の終盤情勢が芳しくない理由について、こう語り、自らの消費税発言の影響を認めた。
党内では、首相発言が党勢の失速を招いたとの共通認識が広がる。高嶋良充参院幹事長は8日の講演で「消費税は低所得者に重い負担を強いる厳しい税だ。『国民の生活が第一』を掲げる民主党がなぜ率先して行うのか」と語った。党内論議の積み重ねが不十分なまま、消費税問題に踏み込んだ首相への不満だ。
閣僚経験者は「党内には怒りのマグマがたまりつつある。いつ爆発するかわからない」と語る。首相周辺からは消費増税に慎重だった小沢一郎前幹事長について「与党が過半数を割れば、小沢氏が反執行部を掲げて動き始める」との見方も絶えない。
ただ、与党が過半数割れしたとしても、すぐに首相の進退論に直結するかどうかは、今のところ不透明だ。「脱小沢」で首相と協調した現執行部が「首相責任論」を振り払おうと躍起だからだ。
枝野幸男幹事長は9日、遊説先の高知市で「衆院で300を超える方に首相指名をいただいている。その基本はまったく変わらない」と述べ、参院選の勝敗にかかわらず、首相は続投すべきだとの考えを表明した。

一方、党内からは、枝野氏への反発の声が上がる。東海地方の中堅議員は「もう与党の過半数獲得をあきらめたかのように聞こえる。全軍の士気が低下する発言を、なぜ幹事長がするのか」。党幹部の一人は首相を簡単に代えられない以上、「枝野幹事長が辞めるしかないのだろう」。
対する自民党の谷垣禎一総裁は攻勢を強める。9日、山形県村山市での街頭演説では「首相は選挙の思惑で消費税の話を持ち出した」と批判。「普天間や政治とカネといった争点をあいまいにしようとし、ますます消費税の問題を解きがたくした。菅氏の罪だ」と訴えた。
民主党と激突する1人区に的を絞る選挙戦術が奏功し、終盤情勢で改選38議席を超えて40台半ばをうかがう勢いだ。谷垣氏の交代を求めていた勢力も「しばらく様子見だ」(閣僚経験者)と矛を収め始めた。首相経験者からは「谷垣氏は政治に必要な運を持っている。大事にしないといけない」との声も出る。
ただ、中堅・若手には「地味な谷垣総裁では次の衆院選が戦えない」との不満も消えない。大島理森幹事長らの交代や派閥の完全解消を求める声もくすぶったままだ。

参院選後のスケジュールは定まらない。民主党執行部は、今月30日にも臨時国会を召集することを検討している。だが、「ねじれ国会」になれば、野党が対決姿勢を強めるのは確実だ。
民主党内では、参院の議席確定や議長選だけで「短期間で閉じるしかない」(党幹部)との声が強まる。国民新党と成立を約束した郵政改革法案は9月の臨時国会へ先送りの方向だ。
衆参の「ねじれ」を解消できる連立相手がすぐに見つかるかどうかは分からない。首相に近い閣僚は6日、「みんなの党の行革は野党でいる限り実現できない。公明党は4~5年も野党ではいられない」などと、両党との連携に前向きな姿勢を示した。

ところが、みんなの党の渡辺喜美代表は9日の街頭演説で「民主党と組まなくたって、みんなの党のアジェンダ(課題)を実現していく道はある」。公明党の山口那津男代表も同日の演説で「民主党の横暴にストップを」と、政権批判の手を緩めない。公明党幹部は「民主党の評判が悪いのに、助けようとする政党はない」と突き放す。
民主党と連立を組む国民新党の亀井静香代表は8日、同党の頭越しに民主党が他党に連立を呼びかける動きを強く牽制(けんせい)した。「大連立やいろんな連立ができることはありえない。おとぎ話だ」
法案ごとに連携を図る「部分連合」を模索する声もあるが、「部分連合はかなり不安定。どこかときちんと組んだ方がいい」(閣僚)との声もある。政権内で戦略が定まっているわけではない。
首相と距離を置く参院幹部は「首相に連立工作はできない。9月の党代表選までに追いつめられていく」と語り、今から不安定な先行きを見通してみせた。

【asahi.com】



各選挙予測の結果となれば、選挙後、一気に政局は再び不透明感が増してきます。
自民党から民主党に大きく舵を切った日歯、日歯連盟は、選挙結果と絡めながらどう対応するでしょうか。
by kura0412 | 2010-07-10 09:00 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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