この流れが歯科にも波及して

ヘルパーのたん吸引の実情や課題を報告

東京都神経科学総合研究所の神経科学セミナー「安全な在宅療養をめざして―療養支援における課題と『たんの吸引』支援等への取り組みから―」が6月24日、都内で開かれ、参加した保健師や看護師らが、ホームヘルパーが実施するたん吸引の実情や課題について知識を深めた。

セミナーでは滋賀県立精神保健福祉センターの原田小夜氏が、ホームヘルパーによるたんの吸引に対する評価について「(利用者からは)睡眠を十分に取れるようになったなど、負担が軽減したという声が聞かれるようになった」と説明。一方で、ヘルパーの手技については、看護師による吸引に比べて臨機応変の対応が困難である上、患者や家族の希望を優先してしまい、原則を守れない例もあるなどと指摘し、「ホームヘルパーが吸引を実施する場合は、研修・評価システムの構築が必要」と訴えた。また、▽研修は少人数で実施。内容は実際の患者の状態に合わせて設定する▽ホームヘルパーと訪問看護師との情報交換を実施する▽現場でホームヘルパーと訪問看護師が共にケアする時間を持ち、看護師がヘルパーの手技を評価する―など、研修システムの具体例についても提言した。

調布市医師会訪問看護ステーションの伊藤文子氏も、同ステーションで実施するホームヘルパーへの研修について講演。「ケアの前後には必ず石鹸と流水で手を洗う」「滅菌・消毒されたものが清潔。それ以外は不潔」など、衛生面に特に配慮した内容となっている点などを説明した。また、安全な吸引を実現するには、看護師のバックアップが不可欠と指摘した上で、「患者の部屋には、医師や看護師の携帯電話番号を掲示しておく」など、緊急連絡体制のための工夫についても言及した。さらに、丹後保健所(京都府)の高奥幸枝氏は、府や府内の保健所が取り組む難病対策などについて説明した。

3氏に先立ち、聖隷クリストファー大大学院の川村佐和子教授が基調講演し、2005年には20.1%だった高齢化率が30年には29.6%に達することから、在宅看護の重要性はますます大きくなると指摘。同時に、医療ニーズの高い在宅者も増えることから、「医行為の実施者が拡大することも予測される」と述べた。

【キャリアブレイン】



このような流れが、義歯の洗浄を初め、ブラッシングの介助などの口腔ケアを済し崩して的に歯科医師の管理のないまま広がることを危惧します。
by kura0412 | 2010-06-25 08:56 | 歯科 | Comments(0)