日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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歯科医院で特保食品販売

サンスター、特定保健用食品市場に参入
2,000施設の歯科医院で販売

サンスター(株)(大阪府高槻市、代表取締役社長:濱田和生)はこのほど、同社のオーラルケアブランド『G・U・M』で、カルシウムと大豆イソフラボンアグリコンを配合した「歯ぐきの健康を保つ」タブレットで特定保健用食品を取得。トクホ市場に参入する。
新商品名は『オーラルヘルスタブレット カルシウム&イソフラボン』。関与成分としてカルシウム500mgと大豆イソフラボンを10mg(2粒当たり)の組み合わせで、酵素処理によりアグリコン型の大豆イソフラボンに加工することで、大豆や大豆食品中に存在する配糖体(グルコシド型)と比べ、約3倍の吸収力を高めている。歯を支える歯槽骨の骨密度の増加と骨吸収(骨が破壊されて減ること)を抑制する働きがあり、特に更年期以降の女性に適しているという。

同社は同品発売の経緯として「オーラルケアメーカーとして同じようなものを出していても今後、進める道は少ない」とのことから、糖尿病、骨粗しょう症など全身疾患とかかわりがあるとされる口腔内(歯周病)のケアをターゲットとした販売戦略に注力。同商品はもともと2005年から歯科医院ルート限定で販売していたが、歯周病の予防を通して全身の健康に寄与するG・U・Mブランドでのトクホ取得が重要と判断。申請期間中にイソフラボンの安全性問題があったことから認可まで約6年かかったものの、今回の許可を追い風に同ブランドの認知度向上、歯周病に対する消費者の理解度を高めたい考え。今月より全国約2,000の歯科医院向けに販売を開始。通販でも展開する。今期は1億円の売り上げを目指す。

【ネットアイビーニュース】



メーカーが色々なことを始めてきました。
ちなみに、私は既にライオン社の通販専門の特保食品利用しています。(歯科医院は販売先にはなっていません)
by kura0412 | 2010-06-14 17:17 | 歯科 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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