医薬品は6.3%増

昨年度の医療用薬市場は6.3%増の8兆8968億円

医薬品市場調査会社IMSジャパンがまとめた市場統計によると、昨年度の国内医療用医薬品の売上高は、薬価改定がなかったことや新型インフルエンザが流行した影響で、8兆8968億円(前年度比6.3%増)だった。市場別では、病院市場(病床100床以上)が3兆4406億円(5.9%増)、開業医市場(100床未満)が2兆2307億円(4.7%増)、「薬局その他市場」(主に調剤薬局市場)が3兆2255億円(7.9%増)といずれも増加した。中でも調剤薬局市場は年度ベースで初めて3兆円を超えた。

上位10薬効の売上高を見ると、トップのレニン-アンジオテンシン系の高血圧症治療薬は6162億円(7.6%増)。上位4製品については、武田薬品工業のブロプレスが1514億円(1.8%増)、ノバルティスファーマのディオバンが1418億円(6.4%増)、第一三共のオルメテックダイイチサンキョウが845億円(20.3%増)、アステラス製薬のミカルディスが789億円(8.6%増)といずれも増加。
また、アンジオテンシン2受容体拮抗薬(ARB)と利尿剤の配合剤については、万有製薬のプレミネントハイゴウが321億円(46.1%増)、武田薬品のエカードハイゴウが20億円(79.9%増)など、売り上げを伸ばした。

新製品の登場や後発品の参入で注目される市場を見ると、6位のカルシウム(Ca)拮抗薬(高血圧症治療薬)は3279億円(2.6%減)。アムロジピンの特許切れに伴い、後発品の明治製菓のアムロジピンメイジが28億円(126.5%増)、日本ケミファのアムロジピンケミファが23億円(103.7%増)、エルメッドエーザイのアムロジピンEMECが20億円(123.4%増)などと大幅に増加し、先発品のファイザーのノルバスクが1068億円(10.1%減)、大日本住友製薬のアムロジンが606億円(8.2%減)と共に減少した。
8位の糖尿病治療剤は3231億円(5.7%増)。昨年12月に発売された万有製薬のDPP-4阻害剤のジャヌビアが23億円、同成分の小野薬品工業のグラクティブが13億円と順調な滑り出しだった。
10位の喘息およびCOPD(慢性閉塞性肺疾患)治療剤は2666億円(6.3%増)。2007年6月発売のグラクソ・スミスクラインのアドエアが376億円(61.3%増)と大幅に売り上げを伸ばしたほか、今年1月に発売されたアステラス製薬のシムビコートは15億円と順調なスタートとなった。

■薬価改定前の「買い控え」の影響は?
今年1-3月の医療用医薬品売上高は2兆760億円(2.2%増)。市場別に見ると、病院市場が8009億円(5.7%増)、開業医市場が5122億円(1.5%減)、「薬局その他市場」が7628億5400万円(1.3%増)だった。4月の薬価改定を前に、開業医市場は08年10-12月以来のマイナスを記録。調剤薬局市場の伸びも鈍化した。

【キャリアブレイン】




医療費抑制といわれる中、医薬品だけは6.3%も伸びています。医薬品市場に対して歯科界はあまりにも鈍感であり、もっと注視する必要があります。
by kura0412 | 2010-05-25 08:41 | 医療政策全般 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
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