「イメージも変わりつつある」・一般の視点でのコラム

「イメージも変わりつつある」

「あそこは全然痛くない」「ブラッシング指導が丁寧で親切」-。歯科医にかかった人からそんな評判を耳にすることが増えた。かつては治療時に鳥肌が立つような金属音を連想しがちだった歯医者さんのイメージも変わりつつある。

そんな中で最近、相次いで載った歯科医院(デンタルクリニック)開院の新聞広告が目に留まった。「夜7時半まで/土・日は昼1時まで診療」や「全室個室で診療/歯科用CT完備」などの文字が躍る。昼すぎまでだが、祝日も診る所も。働く人が来やすい時間帯の診療も目立ってきた。

昨今はどの産業も厳しく、加えて少子化と人口減少傾向が多方面に影を落としている。この世界も例外でないらしい。歯科医過剰と過敏に反応してか、歯学部が定員割れの大学もあるようで、独自サービスと利便性向上に努めるのも無理なからぬところ。厳しい時を頑張って乗り切りたい。

20年前、山形県は3歳児の虫歯罹患(りかん)率が全国ワースト1になったことがある。今は改善傾向にあるが、代わって要介護者の口腔(こうくう)ケアや歯周病予防に関心が高まる。サービスを競うのは苦労を伴うが、何歳になってもおいしく丈夫な歯で-。そんな県民の願いに結び付く動きであってほしい。

【山形新聞コラム】



一般の視点からの歯科界の現状を洞察しているなかなかのコラムです。
by kura0412 | 2010-05-19 16:51 | 歯科 | Comments(0)