読売新聞の論調

今回のプロ野球のスト決行に対しての報道の論調は概ね選手会に対して同情的です。しかし、唯一それに批判的なのが読売新聞です。
その理由は明白です。
言論の自由の保障は、民主的な社会においては必須であるのはご承知の通りです。でも、逆に、報道によって、社会の論調の流れ、そして、動向を決めることも十分可能です。
今までの、日歯、日歯連盟の一連の事件報道で、歯科界内部の意見は完全に封印され、歯科医師は、自分たちの利益誘導のため金を使い、犯罪を犯した。こう結論つけられました。そんな中、読売は、政治の世界に対しては、鋭い論調を連発していましたが、歯科界に対しては、一つの冷静さも加味しながら報道していた印象を私は持っています。参議院選挙立候補断念の決定時は、その苦渋の選択を評価していたし、井堂執行部が発足した時、写真入りで報道してくれたのも読売新聞だけでした。
その読売新聞も、こと、その屋台骨でもあるプロ野球のこととなると、冷静さを失うのか、確固たる渡辺イズムで会社のセオリーがあるのか別のようです。大きい会社なのですら、セッションで視点が異なることも当然ですが。
by kura0412 | 2004-09-21 11:15 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412